INTERVIEW 1
樋口 哲也ひぐち てつや
2020年新卒入社。大学の専攻は体育学部で教員免許も取得していたものの、面接の時から感じていたアットホームな雰囲気が合いそうだと感じ入社。現在は、大宮オフィスでリーダーとして奮闘中。
私を育ててくださったのは、
群馬のお父さん。
学生の頃はサッカー三昧でした。特に嬉しかった瞬間は、チームメンバーが喜んでくれた時。プレー中は周囲を見渡し、どこにパスを出すとゴールに繋がるかを意識していました。そんな学生時代から根本的な想いは揺らぐことなく「目の前の人に喜んでもらいたい」という入社の動機にも繋がりました。ただ、入社直後は、どのようにしたら相手に喜んでもらえるのかわからず、モチベーションが低い状態だったんです。
転機は群馬で半導体を製造しているお客様との仕事。ご紹介させていただいたエンジニアの方が問題を起してしまい、お客様から「御社の社員さんはどうなってるの?」とお叱りのお電話をいただいてしまったんです。すぐにお客様のところへ足を運び謝罪をしましたが、信用はゼロになってしまいました。そんななかで私にできることは、基本に立ち返り、お客様に真摯に向き合い続けること。それからは、コンタクトの頻度を上げ、3ヶ月に1回の訪問だったところを、毎日電話やオンライン会議でコミュニケーションを取り、月に1回は半日かけて直接訪問をしました。密なコミュニケーションの結果、徐々に信用してくださるようになり「ウチは樋口さんのおかげで成り立っているよ!」と言ってくださるまでに。今では、息子のように可愛がってくださっています。どうしたらお客様に喜んでいただけるのか。入社当初悩んでいた問いへの答えが見えてきました。
たった一言の感謝の言葉が、私の原動力に。
営業はお客様とだけではなく、エンジニアの方々ともコミュニケーションを取りながら、二人三脚で歩んでいきます。そのなかでも3年目の時に担当した方は、経歴だけ見ると就業先を選ぶのが難しい方でした。というのも、高校卒業後に土木系の仕事に半年間就いていた方で、エンジニア職は未経験だったからです。しかし、直接会って詳しくお話を聞いていくと、高校生の時にロケットを自作し、大学の教授にも知見を伺っていたとのことでした。そのお話を聞いて、絶対にニーズに合うと確信を持ってお客様へご提案しました。
そして1年後にはお客様から「彼はウチの社員として正式に入社してほしいぐらいだよ。もっと彼のような人にウチで働いてもらいたいんだ」と言われるまでになりました。エンジニアの方からも「この仕事に就けてよかったです」と感謝の言葉をいただいたことを、今でも鮮明に覚えています。目の前の人に喜んでもらえることが叶った案件でもあり、「『次』に挑む、機会を創り続ける。」というミッションを体現できた思い出深いエピソードです。