前職では、焼肉店の副店長として勤務し、シフト管理や発注など、店長のサポート業務に従事していました。私のモットーは「良い店は職場の雰囲気づくりから」。自ら一人ひとりのスタッフに積極的に声をかけて、その時々の状況に応じて指示を出したり、意見交換を行っていました。実際コミュニケーションが円滑になり、とても活気のあるお店で仲間とも楽しく働くことができていましたが、給与の安定と「地元を出ていろいろなことを経験してみたい」という思いから、転職活動を始めることにしたんです。
「せっかく転職するなら、まったく別の仕事に挑戦しよう」と、転職サイトで調べるなか、目に止まったのがITエンジニアの仕事。さっそく面接を受けてみたのですが、ITエンジニアは基礎知識があったほうが良いとのことでした。一方で手に職を付けるという意味では同じですが、機械や電気などの分野の「モノづくりエンジニア」は知識も経験もなくても始められると聞いて、まずはそこからスタートすることに決めました。
私は転職する前までは地元の宮崎にいたので、「給与に不安がないこと」、「地元の宮崎を出て関東圏で働けること」を条件にいくつかのエンジニア派遣会社を検討。最終的にビーネックステクノロジーズを選んだのは、面接担当から頑張ればその分しっかり評価される制度や環境があるという話を聞いたからです。その方が自分には合っているし、自分次第でもっと上を目指せると思ったんです。さらに社宅の初期費用は会社が全額負担で、毎月の家賃補助があることも、上京して働く身としては大きなポイントでした。
エンジニア職と一言で言っても、製品を設計したり、組み立てたりする仕事もあれば、設備や装置を管理する仕事もあり、とても多岐に渡ります。
その中でも現在私が担当する業務は、水処理設備の管理・メンテナンスです。設備トラブルを解決するための計画を組み、パートナー企業に修理工事を依頼し、工事に立ち会って、結果を報告するというもの。できるだけスピーディーに、かつコストも抑えながら修理を完了できるよう、工程を管理するのが私の役割。設備の知識もパートナー企業とのやりとりもはじめてで、イチからすべて現場で学んでいます。
実際やってみて感じていることは、エンジニア職こそ未経験ですが、前職の経験も活かせる点があるということ。それは「伝える力」です。
例えば、私が現場で「この工程で作業してください」とお願いした場合、経験豊富な方なら別の方法を選ぶこともあると思うんです。それでも、工事の担当者に納得してもらえるようしっかり説明しなければなりません。そんな時、前職で培った、しっかり向き合って伝えるという力が活きていると感じます。また工事対象箇所以外でも気になったところはヒアリングしたり、危険個所は都度確認を徹底しています。今はまだ、エンジニアとしての専門分野の知識やスキルが十分でないからこそ、視野を広く持とうと心掛けています。
また、工事完了後に行う報告書の作成も、重要な業務です。誰が見てもわかる報告書を作らなければならないのですが、それが私には難しくて、いつも四苦八苦。先輩が簡潔でわかりやすい報告書を手早く仕上げていくのを見ると、すごいなぁと思います。先輩方の姿を見ながら、自分に足りないスキルを早く身に付けたいと思う毎日です。
今は、自分ができる仕事の幅を広げるために、電気工事士や公害防止管理者の資格を取るべく勉強中。ビーネックステクノロジーズでは、こうしたスキルアップや業務に対する取り組みを「つきレポ（月１回提出する月次報告書）」などを通して報告することができます。入社時の話にもあった通り、会社がエンジニア一人ひとりの取り組みや成果を把握し、給与アップや賞与という形でちゃんと評価する仕組みがある。だから、「もっと頑張ろう」「やってみよう」と前向きになれるんです。
直近の目標は、今の業務をスムーズにこなせるようになること。そしてゆくゆくは、いろいろな就業先や業務を経験し、スキルの幅を広げたい。エンジニアとして経験したことのすべてを、自分の力にしていきたいですね。
