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半導体・電子部品

エンジニアとして幅広い技術と
知識を身に付けるために
選択肢の多さが魅力だった。

2017年入社
渡辺 康平KOHEI WATANABE

「将来は、誰からも認められる技術者になりたい」という思いが、ビーネックステクノロジーズを選んだ大きな理由でした。ものづくりの全工程に携わり、設計も組み立てもできる、あらゆる素材に触れたことがある…と言えるくらい、幅広い経験を積みたい。そんな思いから、業界、職種の選択肢が多いビーネックステクノロジーズで力を付けようと、入社を決意した渡辺さん。担当する業務と、これからの挑戦について話を伺いました。

若いうちから海外へ。チャンスをもらって業務範囲が広がった。

手がけているのは、大手メーカー子会社での、フラットパネルディスプレイ(FPD)露光装置用ユニットの開発です。FPDというのは、スマートフォンやパソコン、テレビの平らで薄型の画面表示装置のこと。高解像度の映像を画面に映し出すには、画素を構成する3色(赤・緑・青)に光を通すために薄膜トランジスタが必要で、これをガラスプレートにパターニングするのが「FPD露光装置」なんです。

FPD露光装置は、レンズを通してガラスプレートに回路パターンを焼きつけるのですが、入社1年目はこのレンズ部分の組み立てを担当していました。露光装置を納品したお客様先でトラブルなく稼働しているか、調整する業務です。

2年目に入ると「若いうちから海外で経験を積みなさい」という上司の後押しをもらい、中国の工場への装置の据え付け、調整業務を担当させていただけることに。例えばスマートデバイスの製造工場であれば、製造ラインの1つに露光装置を設置し、ほかの設備との間に不具合が生じないかを調整していきます。露光装置自体がどんどん大型になっているので、工場に据え付けたあとの組み立てにも慎重な確認が必要なんです。

さらに、海外の工場はスケールが大きく、携わっている人数も多い。装置が問題なく稼働し、無事パターニングまで完了したときには、ほっとしますし、達成感がありますね。

配属先企業の講習を受けるなど、教育体制が充実。

配属先には、父と息子くらい年の離れた技術者の大先輩がたくさんいて、すごくかわいがってもらっています。

高校では機械系の勉強をしてきて、大学は電子工学科だったので、機械工学の基本的な知識はありました。でもレンズや光学を扱うのは初めて。ディスプレイに関する基礎知識もゼロだったので、見て盗める技術があればじっと観察し、わからないことがあればすぐ質問して疑問を解消していきました。

また、配属先から、必要な社内講座を受けるように言われることもあり、これまで「産業用ロボット講習」「クレーン講習」を受講。スキルアップのために、海外出張のチャンスももらえて、周りに育ててもらっているなあと実感しますね。

自分が苦労して覚えたことを、後輩に積極的に教えていく。

入社当時は、ビーネックステクノロジーズのエンジニアは僕1人でしたが、徐々に後輩が1人2人と増えました。1人だったときは、資料作りやシステムの使い方といった、社内の共通したルールに慣れるのにも必死でした。後輩たちには、そこをより簡単にクリアしてエンジニアの業務に集中してもらいたいので、「この資料はこう作ると効率的だよ」などと、日常業務でのアドバイスはこまめに行っています。

今後は、新しい機種の導入も進んでいくので、装置の据え付け、調整業務において、もっと信頼される存在になりたい。どういうトラブルが想定されるのか、回避するために何をすべきかを逆算して動けるようになったら、成長を実感できるかもしれません。そして、誰もが認めるエンジニアになるために、光学だけではない幅広い領域にも挑戦していきたいと思っています。

就職活動に取り組んでいる後輩の皆さんへ

苦手な分野や未経験の分野でも、配属先企業では教育体制がきちんと整えられ、周りのサポートを受けながら成長できる環境があります。

また、歴代の先輩エンジニアの活躍もあってか、お客様とビーネックステクノロジーズの関係性が良好で、「ビーネックステクノロジーズのエンジニアなら安心」という一定の評価がある中で仕事ができるんです。

わからないことだらけでも、ポテンシャルに期待して丁寧に教えてくれる。とても恵まれた環境だと思います。

取材日2018.11.9

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