自分の足を使って集めてきた生きた情報は、 経験に基づく「自己分析」と 「業界研究」につながる
「動く」ことがやりたい仕事に導く
就職活動を始めたばかりの頃は、「やりたい仕事が分からない」 「進みたい方向が決まっていない」というのは、当たり前のことです。
このような相談を受けた場合、私たちキャリアアドバイザーは、今の時点では決まっていなくてもいい、と就活生の皆さんに伝えていますが、ただ待っていても「やりたい仕事」「進みたい方向」が見つかるはずがありません。
少し厳しい言い方をすると、こうした相談をしてくる就活生は頭でばかり考えてしまっているのです。
百聞は一見に如かず、と言いますが行きづまったときこそ、自分の足を使って動くことが大切です。
就活生の皆さんもご存知のとおり、インターネットが普及している現在は、スマホ1つあれば、業界や企業などのある程度の情報を集めることができます。
しかし、実際にその場所に行って、いろいろな立場の人と話すことで初めて見えてくることがたくさんあります。
例えば、会社の雰囲気、働く人の人柄や意欲は、その場に行って、実際に体感してみないと感じることができないはずです。
就職活動解禁前の今の時期であれば、インターンシップに参加することで実際の企業を体感することができます。
インターンシップは、学生という立場を活かして、いろいろな企業を見たり、体験できる絶好のチャンスです。
ですから採用試験を受ける気がある、受ける気がないに関わらず、興味のある業種や職種ならば、時間を作ってどんどん参加してみるのがおすすめです。
もう1つおすすめしたいのが、研究室やゼミの先輩に話しを聞きに行くことです。
どんな職場で、どんな仕事をしているのか、また会社や仕事の良い面だけでなく、会社の悪い面も含めて、実際に社会で働く先輩の等身大の意見を聞くことができます。
興味のある分野が絞られている場合は、もちろんその業界、企業で働いている先輩を訪ねて話しを聞くOB・OG訪問がとても有効です。
しかし、「やりたい仕事」「進みたい方向」がぼんやりしている場合は、研究室やゼミで憧れていた先輩や仲の良かった先輩を訪ねて雑談しながら気軽に話しを聞くことから始めてみてはどうでしょうか。
自分の体を使って動いてみると、頭で考えていたときに動かなかった自分の気持ちが自然と動き出すもの。
どんな会社に興味が湧くのかどんな仕事や人に魅力を感じるのか、自分の興味や好きなことが少しずつ見えてくるはずです。
また、自分の体を使って集めた情報は、経験に基づく「自己分析」や「業界研究・企業研究」に役立ち、就職活動が本格化した後の、説得力のある志望動機や自己PRにもつながります。
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