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エンジニア2025.04.18

プログラマーとシステムエンジニアの仕事の違いは?おすすめの資格やキャリアパス、向いている人をご紹介!

近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速し、IT職種の人気が急上昇しています。そこで、新卒からIT業界への道を進むうえで、キャリア選択が非常に重要です。しかし、「プログラマーとシステムエンジニアって何が違うの?」や「キャリアパスがわからないから選択できない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、新卒の皆さんに向けて、プログラマーとシステムエンジニアの違いをわかりやすく解説していきます。就活時に「ITエンジニアに興味がある」方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • プログラマーとシステムエンジニアの違い
  • プログラマーにおすすめの資格
  • プログラマーのキャリパスとは
  • プログラマーに向いている人

プログラマーとシステムエンジニアの違い

まず、プログラマーとシステムエンジニアについての基本情報を解説します。

プログラマーとは

プログラマーとシステムエンジニア(SE)の仕事の違いを、それぞれ3ステップでわかりやすく解説。役割の違いがわかりやすいように、具体的な業務に焦点を当てて比較します。

プログラマーの仕事(3ステップ)
プログラマーは、主に「コードを書いてシステムを形にする」役割を担います。技術的な実装が中心です。

❶ 仕様の確認
システムエンジニアや設計者から渡された仕様書を読み、どんなプログラムを書くべきか理解する。
例: 「在庫管理システムで、在庫数を減らす機能を作る」という仕様書に基づき詳細なプログラムを検討する。

❷ コーディング
プログラミング言語(例: Python、Javaなど)を使って、仕様通りに動くコードを書く。
例: 在庫数を減らす処理を「if 在庫 > 0: 在庫 -= 1」のように実装。

❸ デバッグとテスト
書いたコードが正しく動くかテストし、エラーがあれば修正する。
例: 在庫がマイナスにならないか確認し、バグを直す。


システムエンジニアとは

システムエンジニアは、システム全体の設計や管理を行い、プロジェクトを成功に導く役割を担います。技術だけでなく、クライアントとの調整も重要です。

システムエンジニアの仕事(3ステップ)

❶ 要件定義
クライアントの要望をヒアリングし、システムに必要な機能をまとめる。
例: クライアントが「在庫管理を効率化したい」と言うので、必要な機能をリストアップ。

❷ システム設計
システムの構成や技術的な設計図を作り、開発の計画を立てる。
例: データベースやサーバの構成を設計し、開発スケジュールを決める。

❸ 管理とテスト
開発の進捗を管理し、完成したシステムが要件を満たしているかテストして納品する。
例: プログラマーが作った在庫管理システムをテストし、クライアントに引き渡す。


プログラマーとシステムエンジニアの役割の違い

  • プログラマー: コードを書く「実装」に特化。技術的な作業が中心。
  • システムエンジニア: システム全体の設計や管理、クライアントとの調整を担当。プロジェクト全体を見る役割。

 

プログラマーは「作る人」、システムエンジニアは「設計して管理する人」と考えるとわかりやすいですね!

プログラマーにおすすめの資格

新卒エンジニアは資格を取得することで、プログラマーとしてのスキルや知識を客観的に証明できます。キャリアアップに活かすなら以下の資格の取得がおすすめです。

資格 内容
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 ・IoTを含む組込みソフトウェア開発に特化した試験
・組込みエンジニアとしての高いスキルを証明できる
応用技術者試験 ・基本技術者資格の上位資格
・基礎知識がある実務経験豊富なエンジニアでも十分な準備が必要
ETEC(組込み技術者試験制度) ・プログラム構築のスキルが求められる
・クラス2は組込みソフトウェア開発のエントリレベル
・クラス1が開発プロジェクトを管理・遂行できる能力

 

※参考:独立行政法人情報処理推進機構「エンベデッドシステムスペシャリスト試験
※参考:独立行政法人情報処理推進機構「応用技術者試験
※参考:一般社団法人組込みシステム技術協会「ETEC(組込み技術者試験制度)

資格を取得することでスキルを証明できれば、上流工程への挑戦のチャンスも生まれ、さらなるキャリアアップにつながるでしょう。

プログラマーのキャリアパスとは

新卒エンジニアのキャリアパスを、1年目から3年目までステップアップ形式でわかりやすく解説します。システムテストから始まり、プログラミング、お客様との打ち合わせなどシステム設計へと進む流れで説明します。


1年目:システムテストで基礎を学ぶ

<役割と業務>
新卒1年目は、システムテストを通じてITシステムの全体像や品質管理の基礎を学びます。開発の流れを理解しながら、テスト業務で実務経験を積みます。

●具体的な仕事
・先輩が開発したシステムのテストを実施(例:オンラインショップの注文機能が正しく動くか確認)。
・テストケースを作成し、バグを報告(例:「カートに商品を追加できない」バグを発見)。
・テスト結果をチームに共有し、修正のサポート。

★成長ポイント
システムの動作確認を通じて、開発プロセスや品質の重要性を理解。プログラミングの基礎学習も並行して進める。


2年目:プログラミングで実装力を磨く

<役割と業務>
2年目では、テスト経験を活かしてプログラミングに挑戦。仕様書をもとにコードを書き、実装スキルを磨きます。

●具体的な仕事
・小規模な機能の実装を担当(例:ユーザー登録画面の入力フォームを作成)。
・コードを書いてテストし、バグ修正(例:入力エラーメッセージが表示されない問題を解決)。
・先輩のコードレビューを受け、品質の高いコードを書く練習。

★成長ポイント
プログラミング言語(例:Python、Java)の実践的な使い方を習得。自分で考えて実装する力を養い、開発の中心メンバーとして活躍し始める。


3年目:プロジェクト参加&システム設計に挑戦

<役割と業務>
3年目では、プロジェクトに本格的に参加し、システム設計にも関わることで全体を俯瞰する力を身に付けます。

●具体的な仕事
・中規模プロジェクトの主要機能を担当(例:決済システムの設計と実装)。
・システム設計に参加し、構成を提案(例:データベースとAPIの連携設計)。
・後輩の指導や進捗管理も一部担当(例:新人のテスト業務をサポート)。

★成長ポイント
技術力に加えて、設計やチームでの役割を意識。システム全体を見渡す視点が身につき、シニアエンジニアやシステムエンジニアへの道が開ける。


ステップアップの流れ

  • 1年目(システムテスト):テストを通じて開発の流れを学び、基礎を固める。
  • 2年目(プログラミング):実装スキルを磨き、開発の中心メンバーへ。
  • 3年目(プロジェクト参加&設計):設計に関わり、全体を俯瞰する力を養う。

 

このように、テスト→プログラミング→設計とステップアップすることで、新卒エンジニアは3年目にはプロジェクトの重要な役割を担えるまでに成長できます!

プログラマーに向いている人

プログラマーとシステムエンジニアとの違いやおすすめの資格はご理解いただけたかと思います。 ここでは、新卒からプログラマーになりたい人に向いている人の特徴を、5つピックアップして説明します。プログラマーは技術的なスキルだけでなく、特定の資質や姿勢が求められる仕事です。以下のような人が特に適しているでしょう。

  1. 論理的思考が得意な人
  2. コツコツと努力できる人
  3. 学び続ける意欲がある人
  4. 問題解決を楽しめる人
  5. チームでのコミュニケーションが取れる人

 

❶ 論理的思考が得意な人
プログラミングは、問題を論理的に分解して解決する作業です。複雑な課題を小さなステップに分けて考えるのが得意な人は、プログラマーに向いています。
例: 「在庫管理システムでエラーが出る」問題を、「データベースの接続→入力値のチェック→計算処理」と段階的に分析できる人。

❷ コツコツと努力できる人
プログラミングは、地道な作業の積み重ねです。エラー修正やコードの改善など、根気強く取り組める人が活躍します。
例: コードが動かなくても、何度も試行錯誤して解決策を見つけるのが苦にならない人。

 ❸ 学び続ける意欲がある人
IT業界は技術の進化が速く、新しいプログラミング言語やツールを常に学ぶ必要があります。自己学習が好きな人や、新しい技術に興味を持てる人が向いています。
例: Pythonを学んだ後、JavaScriptやクラウド技術(AWSなど)にも挑戦してみたいと思う人。

❹ 問題解決を楽しめる人
プログラマーの仕事は、課題やバグを解決することが多いです。問題に直面しても「どうやって解決しよう」と前向きに考えられる人が適しています。
例: アプリがクラッシュしたときに、「原因はどこだろう」とワクワクしながらデバッグできる人。

❺ チームでのコミュニケーションが取れる人
プログラマーは、システムエンジニアやデザイナーと協力してプロジェクトを進めます。自分の作業内容をわかりやすく説明したり、質問したりするコミュニケーション能力がある人が重宝されます。
例: 仕様が曖昧なときに、「ここはこういう理解でいいですか?」と確認できる人。

 

まとめ

ここまでプログラマーとシステムエンジニアの違いなどを解説してきました。プログラマーは仕様確認、コーディング、デバッグの3ステップでコード実装に特化。システムエンジニアは要件定義、設計、管理・テストで全体を管理。プログラマーに向いている人は論理的思考、努力家、学び好き、問題解決を楽しむ人、コミュニケーション力がある人です。

新卒からプログラマーに挑戦したい方は、ぜひビーネックステクノロジーズにエントリーくださいね。


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