エンジニア2025.01.31

機械設計エンジニアの仕事内容、キャリアパスとは～先輩エンジニアの1日のスケジュール公開～

こんにちは。
ビーネックステクノロジーズ新卒採用担当です！
今回は機械設計エンジニアの仕事内容ややりがい、キャリアパス、1日のスケジュールなどを詳しくご紹介します！

機械設計エンジニアの仕事内容

機械設計エンジニアとは、機械が動く仕組みを作るエンジニアです。
携わる製品は自動車・航空機・半導体・ロボット・家電・医療用機器などさまざまです。
機械設計エンジニアの仕事内容を、3つのステップに分けてご説明します。

1. 概念設計
2. 基本設計
3. 詳細設計

1. 概念設計

顧客からの要望をもとに、機械のコンセプトを考えるステップです。
機械の使用目的・安全性・コストなどを踏まえつつ、使用する技術や部品の素材などを決定します。

2. 基本設計

概念設計で決定したコンセプトを機械の構造に落とし込むために、機械の基本的な仕様を検討し設計するステップです。
材料の検討や各部品の寸法、部品同士の干渉など、具体的な数値を検討・設計します。
概念設計の内容や、製造において問題が発生しないかの検証のため、CAEなどの解析ツールを用いて、設計データの解析やシミュレーションも行います。

3. 詳細設計

基本設計の内容から製造できるように、CADという製図ツールで図面を作成するステップです。
必要な部品・寸法などを確定し、図面に書き込んだり、実際に試作や実験を行って素材や形状の改善点、製造コストを検討したりします。

具体的にどんな製品に携わることができるのか気になる方は、当社のエンジニアが活躍する機械系プロジェクトの例をご紹介しています。
▽機械系プロジェクトはこちら

機械設計エンジニアにインタビュー

ここからは、ビーネックステクノロジーズに新卒入社し、大手メーカーで機械設計エンジニアとして活躍する有賀さんに1日のスケジュール、仕事のやりがいをご紹介します。

プロフィール
有賀将太 Shota Aruga
・2023年新卒入社
・理工学部機械システム工学科卒業
・配属先：実験設備メーカー
・職種：実験設備の機械設計
・趣味：ロードバイク、ゲーム、釣り、料理

機械設計エンジニアの1日のスケジュール

有賀さんの1日のスケジュール例をご紹介します。

8時45分に出社後すぐに、メールチェックと本日の予定を確認。
8時55分から、設計変更業務を開始し、CADによる図面作成を行います。
12時からのお昼休憩では、自分で作ったお弁当を食べ、13時から社内の進捗会議で、共有事項や業務の進捗報告。
14時から午前中の設計変更業務の続きを行い、図面の格納、出図作業に取り組みます。
16時のミーティングでは、お客様から受注した設計変更内容の確認、業務割り振りの確認を行い、17時半には明日の業務準備を終わらせて、帰宅します。
仕事後は、友人とオンラインゲームをしたり、ロードバイクで走りにいくこともあるんだそうです！

機械設計エンジニアの仕事のやりがい

機械設計エンジニアの仕事のやりがいは、モノづくりにイチから携わり、世の中にないものを生み出すワクワクや、完成した製品を目にした時の達成感にあります。

有賀さんも「自分が設計変更を担当した実験装置が形になったところを見たときは、本当に嬉しかった」と教えてくれました。

エンジニアインタビューページでは、当社の先輩エンジニア約30名の仕事のやりがいやエンジニアとして心掛けていること、当社への入社理由などを掲載中ですので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。

▽先輩エンジニアインタビューはこちら

機械設計エンジニアのキャリアパス

機械設計エンジニアとしてスタートしたらどのようなキャリアの道があるのか、当社の機械設計エンジニアのキャリアパスを例にご紹介します。

1. 機械系卒/新卒入社3年目　髙橋さんの例

新卒入社半年
大手自動車メーカーで自動車や設計の知識、CADを学び、自動車の構造や部品の名称、3DCADの使い方、配線仕様や法規の知識を習得しました。

1年目～2年目
同じ大手自動車メーカーで、プラグインハイブリッド車の充電器の設計補助を任され、3DCADによる充電器の図面作成や法規確認、カタログ用注意書きの作成なども担当しました。

3年目
現在は、電気自動車用充電口の設計を担当し、配線仕様書の作成や法規確認を行っています。さらには現場責任者を任され、納期の管理やチーム内での業務の割り振り・調整を行っています。

▽髙橋さんのインタビュー記事はこちら

2. 文系卒/新卒入社2年目　朝日さんの例

新卒入社半年
大手重工メーカｰで、防衛用ジェットエンジンの設計サポートを担当し、エンジン全体の構造知識や、CADの操作方法を習得しました。

1年目～2年目
現在は、同じ大手重工メーカｰで、防衛用ジェットエンジンの設計を担当。
エンジン全体の構造や機能が一目でわかるように、各部品の位置や接続方法などを示した配置図をCADで作成しています。

▽朝日さんのインタビュー記事はこちら

3. 文系卒/新卒入社3年目　森さんの例

新卒入社半年
大手自動車メーカーで、自動車の構造や部品の知識を学び、３DCADの操作方法を習得しました。

1年目～3年目
現在は、同じ大手自動車メーカーで、自動車のグリルやフロントバンパーといった自動車の顔になる部分の設計を担当しています。3DCADを用いて、設計変更や部品図の作成を行います。

▽森さんのインタビュー記事はこちら

機械設計エンジニアは、設計補助としてスタートして製品や部品、機械工学の知識やCADスキルを身に付けていくことが多いです。少しずつ扱える製品や部品を増やしながら、確実にキャリアアップしていくことができます。

また、機械設計のスキルを磨いたエンジニアはどの業界でも重宝される人材ですので、機械設計のプロフェッショナルとして違う業界にチャレンジしたり、もちろん1つの製品を極めたスペシャリストになることもできます。髙橋さんのように現場責任者やマネージャーなど、メンバーの教育や業務の割り振り、進捗管理を行うマネジメントの道もあります。