IT組込み開発

コンセプトカー開発で見つけた自分の道。

2023年入社
森田 健斗 KENTO MORITA

《プロフィール》
大学電気電子情報工学科を卒業後、2023年新卒入社。配属先の工業製品メーカーで、世界に1つしかないコンセプトカーの組込みシステム開発に携わり、2025年夏にはビーネックステクノロジーズから、配属先に移籍。

エンジニアとして、進む道を選べる会社

入社の決め手は、さまざまな経験を積むことができると感じたから。もともとものづくりにはあまり興味がなかったのですが、自分は好き嫌いせず、やってみて面白いと思ったらとことん向き合うタイプ。この性格が今のエンジニア職につながったと思います。

大学では情報と電気の分野を専攻。ラクロス部にも所属し、ハードな毎日を送っていましたがコロナ禍の影響で部活動が休止。それを機に、趣味だったボウリングを本格的に始めました。目標を立てて達成するために練習を重ねた結果、在学中に全日本選手権大会にも出場することができました。

就職活動では、学生時代に得た知識や自身の性格を踏まえ、エンジニアが向いているのかなと漠然と考えていましたが、エンジニアといっても非常に幅が広く、IT系か機械系か自分は何に向いているのかがまったくわかりませんでした。そのときに見つけたのがビーネックステクノロジーズ。幅広い分野の仕事を経験できることに加え、移籍制度があることも魅力でした。もし就業先の仕事と自分のやりたいことがマッチしたら、自分にできることを積極的にアウトプットし、周りのために強い思いを持ってその会社のために働きたい。私が知る限り、同じようなエンジニア派遣会社で移籍制度をうたっているのは、当社しかありませんでした。

やりたいことが見つかった瞬間。

配属先は、自動車を中心とした工業製品の開発を行う大手メーカー。主に展示会などに出展されるコンセプトカーを手掛けていて、私はその電装部品の組込み開発に携わっています。コンセプトカーは、未来の技術やデザインを示すために作られたクルマ。より人々が使いやすく便利になるように、例えば人の動きを検知してLEDを調光したり、座席の位置を自動で動かしたりと、あらゆる機能を実装します。

入社時はまず電装部品のプログラミングからスタートし、現在はLED調光機などの制御ボックスの設計、プログラミングから、実際に組み立てるところまで手掛けるようになりました。

転機となったのは、入社2年目。新たなコンセプトカーのプロジェクトで「クルマ1台分のハードウェアの制御設計をすべて君に任せる」と上司に言ってもらえたんです。初めてのことばかりでしたが、本気で信頼を勝ち取るためには、絶対にやりきろうと決意して試行錯誤しながら必死に取り組みました。本当に難しいプロジェクトでしたが、やってみると面白くて、「楽しいからやめられない」という感覚が実際は強かったですね。

どうにか納期にも間に合わせることができ、お客さまにも目の前でコンセプトがカタチになっていくのを見て喜んでいただけて、私自身も達成感がありました。その時、「自分がやりたいことはここにあったのかもしれない」そう強く実感しました。

諦めない挑戦心をモットーに、成長し続けたい。

移籍のきっかけとなったのは、私が自主開発として作ったLED調光機が、大手自動車メーカーに納品されることが決まったことが大きいかもしれません。そのことにすごくワクワクしている上司の姿を見て、少し大げさかもしれませんが、「自分はこの会社に変化のきっかけを与える存在になれるかもしれない」と感じました。そこで営業担当に「配属先に移籍したい」という意志を伝えたところ、すぐに配属先企業に希望を伝えてもらえて、配属先企業からも「ぜひ来ていただきたい」と回答してもらえたんです。とても嬉しかったのを覚えています。

エンジニアは、成長できる機会が豊富にあります。もちろんイチから何かを生み出すことは未知の連続ですが、自分が発信した言葉や行動が、新しい世界を創り出す一助となっていくのはとても楽しいですし、やりがいも感じられるそんな仕事です。

今後は、需要拡大や競合他社との差別化を図るためにも、システムの組み込みだけでなく、アプリ制作のスキルも学びたい。移籍後も自分のモットーである「諦めない挑戦心」を胸に、できることをもっと増やし、求めてくれる人たちに貢献していきたいです。

取材日:2025.3.14