設計

自ら挑戦することでひらけた
設計エンジニアとしてのキャリア。

2022年入社
髙橋 健斗 KENTO TAKAHASHI

《プロフィール》
2022年新卒入社、大学は工学部ロボティクス学科。現在は大手自動車メーカーで現場責任者として、電動車両用(以下、EV)充電口の配線仕様書の作成・法規確認を担当。

入社の決め手は「大きく成長できそう」と感じたから。

幼少期からロボットやものづくりが好きでした。ロボットはTVのロボットコンテストがきっかけで好きになり、小学生のときには段ボールや空き箱で大きなクワガタなどを作って遊んでいましたね。大学ではロボティクス学科に進み、ロボット工学をはじめ、機械工学や電気電子、物理などを幅広く学びました。

ビーネックステクノロジーズを選んだ理由は、学んだ知識が活かせる点と、自動車や機械に関する就業先の豊富さに惹かれたから。就職活動の際に当社の先輩エンジニアからいろいろと話も聞いていて、「ここなら大きく成長できそう」と思ったんです。また、仕事とプライベートにメリハリをつけて働きたかったので、ワーク・ライフ・バランスが整っている点も魅力的でした。

大手自動車メーカーで、設計の現場責任者に挑戦。

入社してから現在まで、配属先は大手自動車メーカーです。1、2年目は、プラグインハイブリッド車(以下、PHEV)の充電器の設計補助を担当。3DCADも習得して、充電器の設計や法規確認、お客さま向けのカタログに記載する注意書きの作成や図面チェックなども行っていました。扱う自動車は海外向けに販売するものもあり、国によって電圧や電流の規定が異なるので、法規チェックは欠かせません。法律関係の知識はまったくなかったので最初は戸惑いましたが、先輩に聞きながら少しずつ覚えていきました。

3年目からは、PHEVだけでなく、EVの充電口の配線仕様書の作成や法規確認も担当。主にワイヤハーネスの設計担当部署が設計していくためのもととなる、配線仕様設計に携わっています。現在は現場責任者を任されていて、納期の管理やチーム内での業務の割り振り・調整も行うようになりました。

実は、現場責任者は自ら手を挙げて挑戦したんです。もともと石橋を叩き切ってから渡りたい性格なので正直不安でしたが、挑戦したい気持ちと、「積極的に手を挙げていった方がスキルアップにつながる」という上司の一言に背中を押されました。おかげで責任は増したものの、担当できる車種が増えて仕事の幅も広がり、着実に成長できていると感じます。

より多くの車種に挑戦し、成長し続けていきたい。

仕事でやりがいを感じるのは、やはり自分が携わっていたクルマが発売されたとき。担当している設計は一部分ですが、街中で走っているのを見かけるとモチベーションも高まり、「また頑張ろう」という気持ちになります。とは言え、私はもともとクルマに詳しくなかったので、知識は入社後、先輩に直接聞きながら身に付けていきました。次第に「もっと知りたい」という思いが湧き上がり、積極的に車の情報を集めるようになりました。

エンジニアの仕事にまず必要なことは、知識の豊富さより「わからないことは自ら聞く」という自発的な姿勢だと思います。積極的に向き合っていると、「もっと知りたい」「もっといろいろな車種に挑戦してみたい」と前向きにチャレンジできますし、自分の世界がグッと広がっていくように感じます。地元秋田県から石川県の大学に進み、一人暮らしをする中で「自分から行動しなければ始まらない」と突き進んでいた経験が、今に活きているのかもしれません。

取材日:2024.8.6