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  • 2025/04/28

半導体エンジニアの年収例!年収アップの方法や役立つ資格、向いている人の特徴も紹介

「半導体に関わる仕事の年収はどれくらい?」「年収を上げる方法はある?」「どんな人が向いている?」そんなお悩みを感じてはいませんか。

半導体エンジニアは、職種によって年収が異なります。そのため、職種ごとの仕事内容を理解したうえで、年収を比較すると良いでしょう。

この記事では、半導体エンジニアの年収例と主な職種の仕事内容、年収をアップさせる方法について解説します。未経験から半導体エンジニアへの転職を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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【仕事内容】半導体製造装置オペレーション
【勤務地】神奈川県横浜市磯子区
【給与】月給21.2万円+各種手当+賞与年2回
【ポイント】最寄り駅から徒歩圏内で通勤便利!半導体に関わるお仕事でスキルアップが望めます。
【仕事内容】半導体製造装置部品の試験評価
【勤務地】愛知県春日井市
【給与】月給21.2万円+各種手当+賞与年2回
【ポイント】成長産業での就業が可能です。

半導体エンジニアの年収例

ビーネックステクノロジーズの半導体エンジニアの詳しい職種別の年収例は以下のとおりです。

職種年収例内訳
機械設計810万円月給60万円+残業手当+賞与年2回
実験・評価703万円月給46万円+残業手当+賞与年2回
品質管理・品質保証703万円月給46万円+残業手当+賞与年2回
生産技術782万円月給51万円+残業手当+賞与年2回
設備保全720万円月給47万円+残業手当+賞与年2回

※ビーネックステクノロジーズの経験26年の場合の年収例です。
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

半導体エンジニアは出張が多いプロジェクトもあり、出張手当で12万円が支給された実績もあります。未経験から稼ぎたい方にはぴったりの職種と言えるでしょう。

また経験やスキルが上がることによって、年収も上がる傾向にあります。ただし、年収例はあくまでも一例であるため、具体的な年収が知りたい場合は、実際の求人を確認してみてください。

半導体エンジニアの主な職種と仕事内容

半導体エンジニアの主な職種と仕事内容は、以下のとおりです。

職種仕事内容
半導体の設計エンジニア・半導体を組み込んだ製品の集積回路を設計する
・製品開発のプロジェクトや完成した製品の品質チェックに携わることもある
半導体の実験・評価エンジニア・設計がひととおり完了した半導体を試作し品質を確認する
・温度や湿度など環境によって生じる変化、耐圧などを計測して評価する
半導体製造装置の設計エンジニア・半導体を製造する半導体製造装置を設計する
・半導体製造装置に組み込む基板
・回路や装置を制御するためのプログラムを設計する
半導体製造装置のフィールドエンジニア・半導体製造装置を正常に稼働させるサポートをする
・装置を構成するパーツの交換
・補修やトラブルなどにも対応する
・工場への装置の導入
・設置の際にパーツを組み立て、完成したら電気やガスを供給して正常に稼働するか確認する

以下の記事では、半導体エンジニアの仕事内容や将来性などを詳しく紹介しています。
関連記事:未経験でも半導体エンジニアに転職できる?主な職種や仕事内容、転職者の声を紹介

半導体エンジニアの年収を上げる方法

半導体エンジニアの年収を上げる方法は、以下のとおりです。

  1. 資格取得で業務の幅を広げる
  2. 成長性のある分野を選ぶ
  3. 待遇の良い会社に転職する

年収アップを目指したい人は、年収を上げる方法も考えたうえで転職先を検討しましょう。

1.資格取得で業務の幅を広げる

未経験者がスキルや知識を客観的に証明するには、資格取得が効果的です。半導体製品製造技能士や半導体技術者検定などの資格を取得していれば、専門的な知識があることを示せるので、未経験者でも業務の幅を広げられるでしょう。

採用担当者や上司に対して能力をアピールするためにも、資格取得に挑戦するのがおすすめです。また、資格手当を設けている企業なら、資格取得によって直接的な収入増加も期待できます。

2.成長性のある分野を選ぶ

半導体エンジニアとして年収アップを目指すなら、今後の成長が見込まれる分野で経験を積むことが重要です。

特に、EV(電気自動車)やAI、5G関連の分野では半導体の需要が急増しており、企業側もスキルのある人材を高待遇で求めています。未経験からでも挑戦できるポジションが多く、技術を身に付けながら市場価値を高めることで、将来的に年収アップのチャンスが大きく広がります。

将来性ある分野への転職は、長期的なキャリア形成にもつながるでしょう。

3.待遇の良い会社に転職する

未経験者が半導体エンジニアとして年収を上げるには、待遇の良い会社へ転職を検討するのもおすすめです。大手企業や中小企業は給与水準が高く、福利厚生や研修制度も充実している傾向にあるので、安定した収入とキャリアアップが期待できるでしょう。

ビーネックステクノロジーズが運営している「NEXT ENGINEER」なら、機械や電気・IT領域の求人が全国で9,000件以上掲載されています。2,000種以上の研修講座や200種以上の資格取得サポートも用意されているため、スキルアップに挑戦することも可能です。

~~キャリアアドバイザーのコメント~~
半導体業界は、安定性と将来性の両方がある注目分野。スキルがしっかり評価されやすく、経験を積むほど市場価値が高まります。今後もニーズが続くから、長く働きたい人にもおすすめですよ。

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ビーネックステクノロジーズなら、研修センターでものづくりを基礎から学べる

ビーネックステクノロジーズでは、東京と大阪にある研修センターでものづくりを基礎から学べる「機電研修」を実施しています。基礎知識を身に付けたうえで業務を始められるため、未経験者でも安心です。

研修主な内容
セミコン研修・1カ月間で半導体や半導体製造装置の基礎が学べる
・半導体とは何かという基礎知識から、研修センターにある半導体製造装置を使って装置構造やメンテナンス方法を学習できる
機電研修           ・10日間でものづくりの基礎が学べる
・機械加工の基礎、材料力学、機械力学、半導体の製造プロセス、電気基礎、Excelなど
・ドライバーやスパナなど一般工具の適正な使い方、機械図面の読み方、卓上CNC旋盤の組み立てなどの機械基礎
・電気配線方法、結線、電圧測定器による計測など電気基礎
C言語マイコン研修  ・約1〜2カ月間のオンライン研修でプログラミング言語の基礎であるC言語が学べる
・C言語の基礎やプログラミング方法から、マイコンキットを用いた制御開発研修で実際にファンを回したり、LEDランプを点灯させたり、実践的な開発に沿った形で学習できる

そのほかにも、キャリアデザインを目的としたWeb研修や、エンジニア同士の勉強会も開催されており、継続的にスキルアップを目指せます。

半導体エンジニアの年収を上げるのに役立つ資格4選

半導体エンジニアの年収を上げるのに役立つ資格として、以下の4つを紹介します。

  1. 半導体製品製造技能士
  2. 半導体技術者検定
  3. 機械保全技能検定
  4. CAD利用技術者資格

スキルや知識を客観的にアピールできる資格を取得することで、年収アップが期待できるでしょう。

1.半導体製品製造技能士

半導体製品製造技能士は、半導体製品の製造・生産設備に関する知識・技術を証明する国家資格です。クリーンルーム内での半導体集積回路の製造技能が認められるようになるので、専門性を高められるでしょう。

半導体製品製造技能士の詳細は、以下のとおりです。

区分実務経験特徴
特級1級合格後、5年以上の実務経験管理者や監督者としての高度な知識・技能の証明になる。職場での指導や管理業務を担う人が対象。
1級7年以上の実務経験 または2級合格後2年以上の実務経験上級技能者としてのスキルの証明になる。生産工程の改善や問題解決に携わるエンジニア向け。
2級2年以上の実務経験 (工業高校卒業者や職業訓練修了者は短縮あり)中級技能者としてのスキルの証明になる。現場での基本的な作業や工程を担当する人が対象。

※参照:厚生労働省「半導体製品製造性能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目

区分によって必要な実務経験が異なりますが、未経験者でも働きながら知識や技術を身に付けられます。

2.半導体技術者検定

半導体技術者検定は、半導体産業で必要とされる高度な技術力を持つ人材の育成を目的としている資格です。自分のスキルを段階的に高められるので、未経験者でも挑戦しやすいでしょう。

半導体技術者検定の詳細は、以下のとおりです。

区分試験内容特徴
1級半導体チップの開発や応用技術に関する指導的立場の知識指導者向け。
2級合格後に受験可能な最上位資格。技術指導や管理職を目指す人向け。
2級・設計と製造
・応用と品質
・パワーエレクトロニクス
中堅エンジニア向け。
業務分野ごとの専門的な知識を問う試験。
3級半導体の基礎知識(製造、品質保証、分類、試験工程)若手エンジニア向け。
半導体業界への入門資格。
4級半導体の基礎知識(材料、プロセス、品質保証など)初心者向け。
高校卒業以上であれば誰でも受験可能。

※参照:半導体技術者検定

豊富な知識と実践的な技能の習得が求められるため、転職時のアドバンテージにもなるでしょう。試験は全国各地の会場にてCBT方式で実施されています。

3.機械保全技能検定

機械保全技能検定は、機械や設備の保全に関する技能と知識を証明する国家資格です。
2級以上になると実務経験が必要ですが、半導体製造現場で働きながらスキルを磨くことで受験資格を得られます。

機械保全技能検定の詳細は、以下のとおりです。

区分受験資格学科試験実技試験
特級1級保有+5年以上の実務経験・五肢択一50問・計画立案等作業試験
1級7年以上の実務経験(学歴により短縮あり)    ・真偽法25問
・四肢択一25問
・選択作業別試験(※)
2級2年以上の実務経験(学歴により短縮あり)    ・真偽法25問
・四肢択一25問
・選択作業別試験(※)
3級実務経験不要・真偽法30問・選択作業別試験(※)

※機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業(3級を除く)のいずれか
※参照:公益社団法人日本プラントメンテナンス協会「試験要項 | 国家検定 機械保全技能検定

機械保全技能検定の資格を取得することで、設備管理やトラブル対応など専門性の高い業務に携わるチャンスが広がるでしょう。特に半導体製造業では設備保全の役割が重要視されており、キャリアアップの一歩として有効です。

4.CAD利用技術者資格

CAD利用技術者資格は、設計や製図業務に必要なCADスキルを証明する民間資格です。CADスキルは半導体製造装置の設計や製品開発など幅広い業務で活用されるため、資格取得によって業務の幅を広げやすいでしょう。

CAD利用技術者資格の詳細は、以下のとおりです。

種類対象者試験内容
2次元CAD利用技術者試験 (1級・2級・基礎)1級2級または1級有資格者公式ガイドブックに準拠 ※機械/建築/トレースから分野を選択
・CAD/製図/平面図などに関する基礎知識
・実技試験
2級不問公式ガイドブックに準拠
・CAD/製図/平面図などに関する基礎知識
基礎不問公式ガイドブックに準拠
・CAD/製図/図形などに関する基礎知識
3次元CAD利用技術者試験 (1級・準1級・2級)1級準1級・2級有資格者公式ガイドブックに準拠
・CAD操作/二次元図面からの作図
・モデリング作成
準1級2級有資格者公式ガイドブックに準拠
・CAD操作/二次元図面からの作図
2級不問公式ガイドブックに準拠
・CAD/モデリング/ネットワークなどに関する基礎知識

※参照:CAD利用技術者試験

実務経験が少ない人でも、設計業務における精度やスピードを証明できるため、自分のスキルを客観的にアピールできます。

半導体エンジニアとして働く3つのメリット

半導体エンジニアとして働くメリットは、以下の3つです。

  1. やりがいを感じやすい
  2. 将来性が高い
  3. 福利厚生が充実している

年収だけでなく、半導体エンジニアとして働くメリットを知ることで、転職後の生活をイメージしやすくなるでしょう。

1.やりがいを感じやすい

デジタル化やAI・IoTといった現代社会の発展に不可欠な半導体産業に携わる半導体エンジニアは、未経験者にとってもやりがいを感じやすい仕事の1つです。

1台数十億円以上する製造装置や、マイクロメートル・ナノメートル単位の精度が求められる装置に関わることで、世界中で使われる製品の基盤になっていると実感しやすいでしょう。また、半導体産業は世界的に需要が高まっているため、安定した雇用と成長の機会も期待できます。

2.将来性が高い

スマートフォンの普及やIoT市場の成長により、半導体の需要は年々増加しています。AIや自動運転技術の進歩・医療分野での活用など、さまざまな領域でも高性能な半導体が求められており、将来性が高い仕事といえるでしょう。

また、半導体業界には未開拓の領域が多く、新技術開発の担い手としての役割も期待されています。2023年には求人数が2020年と比べて約12.8倍に増加しているので、未経験者でも挑戦しやすいのも特徴です。

3.福利厚生が充実している

半導体エンジニアは、福利厚生が充実している企業が多いため、生活費を抑えやすい傾向にあります。

たとえば、社宅や寮を提供している企業や家賃手当を支給している企業では、家賃負担を軽減できるでしょう。
また、社員食堂があれば、1食300円〜500円程度で食事ができるため、外食よりも経済的です。
福利厚生が充実している半導体エンジニアなら、未経験者でも安心して働きながら生活基盤を築けます。
ビーネックステクノロジーズの福利厚生の詳細はこちら

半導体エンジニアに向いている人の3つの特徴

半導体エンジニアに向いている人の特徴は、以下の3つです。

  1. ものづくりが好きな人
  2. 情報収集力がある人
  3. 忍耐力のある人

向いている人の特徴に当てはまれば、未経験者でも半導体エンジニアとして活躍できるでしょう。

実際に、ビーネックステクノロジーズには、デザイナーから半導体エンジニアに転職した人もいます。未経験者でも働きながら技術や知識を身に付け、5年目にはリーダーを任されるまでになった二村さんの体験談も参考にしてみてください。

関連記事:デザイナーから半導体の設計・評価エンジニアへ。家庭と仕事、どちらの時間も大切にしたい。

1.ものづくりが好きな人

新しい技術の創出に貢献する機会も多く、最先端の技術に触れられる半導体エンジニアは、ものづくりが好きな人にとってやりがいを感じやすい仕事です。

また、スマートフォンやパソコンなど、日常生活を支えるさまざまな製品の心臓部である半導体に関わるので、自分の手掛けた技術が広く使われていることも実感しやすいでしょう。自分の手で新しい技術を形にしていきたいという意欲があれば、未経験者でも活躍できる可能性があります。

2.情報収集力がある人

半導体業界は技術革新のスピードが速いため、情報収集力が欠かせません。常に最新の技術を学び続け、変化するニーズに柔軟に対応する必要があります。

また、半導体産業はグローバルな業界なので、最新の技術情報は英語で発信されるのが一般的です。海外の最新の技術情報をスムーズにキャッチアップするためにも、英語力を身に付けておくと良いでしょう。

情報収集力がある人は、新しい知識を積極的に吸収できるので、未経験者でも半導体エンジニアとして長く活躍できます。

3.忍耐力のある人

半導体エンジニアの仕事は緻密で、高い集中力と忍耐力が求められるので、忍耐力がある人に向いています。

同じような作業を繰り返すことも多く、日々の検査目標をクリアするには集中力を保ち続けなければなりません。そのため、忍耐力がある人なら、安定して成果を出しやすくなるでしょう。

忍耐力を活かして仕事に取り組むことで、未経験者でも着実に成長し、キャリアアップにつなげられます。

ビーネックステクノロジーズで半導体エンジニアとしての一歩を踏み出しましょう

半導体エンジニアは、職種によっても年収が異なります。年収を上げる方法としては、半導体製品製造技能士や半導体技術者検定などの資格取得や、待遇の良い会社への転職を考えるのもおすすめです。

ビーネックステクノロジーズなら、機械や電気、IT領域を中心に全国9,000件以上の求人を掲載しており、大手メーカーを中心に1,090社とも取引実績があります。

また、2,000種以上の研修講座と200種以上の資格取得サポートをしているため、継続的なスキルアップが可能です。興味がある方は、以下から半導体エンジニアの求人を確認してみてください。

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