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  • 2025/01/29

CADオペレーターに向いている人の7つの特徴!未経験から転職するコツも紹介

「CADオペレーターに向いている人の特徴は?」「どのようなスキルが求められる?」「やりがいは?」そんなお悩みを感じてはいませんか。

CADオペレーターは、CADというPCソフトを使って設計者が作成した図面作成をサポートする仕事です。特別な資格は必要ありませんが、どのような人に向いているのか不安に感じる人もいるでしょう。

この記事では、CADオペレーターに向いている人の特徴や求められるスキルについて解説します。未経験からCADオペレーターへの転職を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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CADオペレーターとは

CADオペレーターとは、CADソフトを使用して、図面の作成や修正に取り組む製造業界を中心に活躍する専門職です。未経験でも挑戦できますが、設計者の指示に基づいた正確な図面の作成が求められます。
CADオペレーターの主な仕事内容は、以下のとおりです。

  • 設計者が作成した図面を整える
  • 設計者が作成した手書きの図面をCADにトレースする
  • 仕様書やラフスケッチをもとにCADで設計図を仕上げる

設計者の作成した図面に不備があった場合は、改善点の指摘をする必要があります。また、使用される頻度の高いCADソフトは以下のとおりです。

CADの種類内容
CATIA V5航空宇宙、自動車、機械業界、造船などで広く使用される高度な3次元CADソフトウェア
NX自動車、精密機器、家電をはじめ幅広い分野で利用される統合型CAD/CAM/CAEソフトウェア
AutoCAD機械設計、建築設計など広く利用される2次元および3次元CADソフトウェア
SolidWorks統合設計、解析、データ管理機能を備えている機械設計向けの3次元CADソフトウェア
Creo製品設計、シミュレーション、製造などに利用でき、さまざまな産業で使用される3次元CADソフトウェア

CADソフトを使用すれば、図面の品質が一定に保たれるだけでなく、修正による劣化の心配もありません。

CADオペレーターに向いている人の7つの特徴

CADオペレーターに向いている人の特徴は以下の7つです。

1.ものづくりが好きな人
2.細かい作業が好きな人
3.空間認識能力が高い人
4.集中力が高い人
5.デジタルツールの操作が得意な人
6.スケジュール管理が得意な人
7.コミュニケーションスキルが高い人

1つでも当てはまる特徴があれば、未経験でも安心してCADオペレーターに挑戦できるでしょう。

1.ものづくりが好きな人

実際の製造工程で直接作業はしませんが、ものづくりが好きな人にとって、CADオペレーターは理想的な職種の1つです。

ものづくりの現場では、CADオペレーターが作成した図面が製品の設計図として重要な役割を果たしています。直接ものづくりをするわけではありませんが、自分が作成した図面が製品として形になっていく過程を目にできるので、達成感を得やすいでしょう。また、設計の一翼を担うCADオペレーターはチームでものづくりをしたい人にもおすすめです。

2.細かい作業が好きな人

CADオペレーターの仕事は、精密性と正確性が求められます。図面上のわずか数ミリの誤差が、現場で大きな問題につながるため、細かい作業が得意な人に向いている仕事です。

一方で、大雑把な性格の人は、細かい作業にストレスを感じやすいでしょう。そのため、几帳面な性格で、細かな作業に集中できる人であれば、CADオペレーターとして活躍できる可能性があります。

3.空間認識能力が高い人

CADオペレーターは、平面と立体を相互に変換して図面を作成する必要があるため、空間認識能力が重要です。空間認識能力の高い人は、手書きの図面をCADでトレースする際、完成予想図を具体的にイメージできるので、設計ミスを未然に防げます。

学生時代に数学や図形の問題を得意としていた人は空間認識能力が高い傾向にあり、CADオペレーターとしても活躍しやすいでしょう。

4.集中力が高い人

CADオペレーターは、正確な図面を作成するために、長時間にわたってパソコンに向き合い、集中して作業をしなければなりません。集中力が途切れると、作業効率が低下するので、プロジェクト全体の進行に影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、長時間の作業でも集中力を維持できる人であれば、CADオペレーターとして成功しやすいでしょう。

5.デジタルツールの操作が得意な人

CADソフトの操作が業務の中心となるCADオペレーターには、基本的なPCスキルが欠かせません。そのため、パソコン作業に抵抗がなく、新しいソフトウェアの使い方が好きな人におすすめです。

プロジェクトの内容によって使用するソフトが変わることもあるため、デジタルツールの操作が得意な人であれば、CADソフトの基本操作をスムーズに習得できるでしょう。

6.スケジュール管理が得意な人

CADオペレーターの仕事は、プロジェクト全体の進行状況を把握し、効率良く作業を進める必要があります。また、スケジュールの遅れが発生しそうな場合には、早めに上司や関係部署と連携し、計画を修正する調整力が重要です。

スケジュール管理が得意な人は、複数のタスクを並行して進めながら、納期を守り、着実にプロジェクトを前進させることができるでしょう。

7.コミュニケーションスキルが高い人

用意された図面をCADでトレースするには、設計者とのコミュニケーションが欠かせません。細かな疑問点でも都度質問し、重大なミスにつなげない意識が大事です。

また、完成した図面について現場とのコミュニケーションが発生することもあります。パソコンと向き合う個人作業のイメージもありますが、他者と円滑にコミュニケーションをとる力も重要なスキルです。

CADオペレーターのやりがい

CADオペレーターのやりがいは、以下の4つです。

1.手に職を付けられる
2.成果を実感しやすい
3.実力を評価されやすい

やりがいを知ることで、未経験者でも働く姿をイメージしやすくなるでしょう。

1.手に職を付けられる

CADオペレーターは専門性の高い職種なので、手に職を付けられます。特に、AIでの代替が難しい3DCADのスキルを身に付ければ、製造業界を中心に長期的なキャリアを築きやすいでしょう。

また、出産や育児・介護などで一時的に休業しても、復帰がしやすいのも特徴です。企業によっては在宅勤務の調整など、働きやすい環境を見つけることもできるでしょう。

2.成果を実感しやすい

CADオペレーターは、携わった設計図が実際の製品として世に送り出される瞬間を目にできる仕事です。机上の図面から実際の製品が生まれ、自分の手掛けた製品が世の中で使われる事は、CADオペレーターならではのやりがいといえるでしょう。

日々の細かな作業の積み重ねが、生活で使われる製品として形になっていく過程は、大きな達成感にもつながります。

3.実力を評価されやすい

CADオペレーターは、学歴や年齢よりも実務スキルが重視されます。CADの操作技術や専門知識・実績が直接的な評価につながるため、着実にキャリアアップを図れるでしょう。

また、スキルアップに応じて昇進や収入アップのチャンスが広がるのも特徴です。未経験からスタートしても、努力と実績を積み重ねることで、確実なキャリアパスを築けます。

CADオペレーターに求められる3つのスキル・知識

CADオペレーターに求められるスキルや知識は、以下の3つです。

1.CADを扱うスキル
2.設計に関する知識
3.業界に関する知識

未経験者がCADオペレーターとしてキャリアを積むには、必要なスキルや知識をしっかりと身に付けておきましょう。

1.CADを扱うスキル

CADを扱うスキルは、CADオペレーターにとって欠かせないスキルです。実際の操作方法は入社後に学ぶのが一般的ですが、基本的なCADの知識は身に付けておくと良いでしょう。

未経験者の場合、CAD利用技術者資格を取得することで、基礎知識やスキルをアピールできます。精度の高い設計図を作成するためにも、CADを扱うスキルを学んでおくのもおすすめです。

2.設計に関する知識

設計の基礎を理解することで、設計者の意図を正確に把握できるようになるので、的確な図面を作成できます。標準的な製図規則を理解できていれば、図面の重要なポイントや注意すべき箇所を適切に判断できるようになるでしょう。

また、3次元設計においては、面を使った作業も必要となるため、より深い設計知識が求められます。設計に関する知識があれば、ほかの技術者との円滑なコミュニケーションにもつながるので、早い段階から学習を始めておくのがおすすめです。

3.業界に関する知識

CADオペレーターには、自動車や航空機・半導体などの製造業に関する基礎知識が求められます。業界特有の専門用語や基本的な仕組みを理解していることで、効率良く作業を進められるでしょう。

実務経験を通じて知識は深められますが、事前に業界への理解を深めておくことで、ほかの技術者とも円滑にコミュニケーションが取れます。

未経験からCADオペレーターへの転職を成功させるコツ

未経験からCADオペレーターへの転職を成功させるコツは以下のとおりです。

  • CADオペレーターに活かせる資格を習得する
  • CADオペレーターに強い転職サイトを利用する

未経験でもポイントを押さえることで、希望する条件の企業への転職を叶えやすくなるでしょう。

CADオペレーターに活かせる資格を習得する

以下のようなCADオペレーターに活かせる資格を習得することで、未経験でも知識やスキルをアピールできます。

資格内容
CAD利用技術職試験・CADの操作スキルや製図スキルが求められる
・2次元CADと3次元CADの資格に分かれている
3次元設計能力検定試験・3次元CADを使用した設計業務に必要な知識を証明できる
・「3次元CADコース」「図面作成コース」「プロ設計者コース」の3つのコースが用意されている
・問題全体の6割以上を正答すれば合格
機械・プラント製図技能士・製図を行う幅広い業界で需要がある国家資格 ・製図に関する基礎知識やCADによる製図実技などが出題
・3級は誰でも受験可能

※参照:CAD利用技術職試験
※参照:特定非営利活動法人3次元能力検定協会「3次元能力検定
※参照:中央職業能力開発協会「技能検定のご案内

CADオペレーターに強い転職サイトを利用する

CADオペレーターへの転職を成功させるには、専門性の高い求人サイトの活用がおすすめです。一般的な求人サイトでは、専門職の求人数は限られているため、CADオペレーターの求人を見つけられない可能性があります。

ビーネックステクノロジーズが運営する「NEXT ENGINEER」なら、機械や電気・IT領域に特化した求人を9,000件以上掲載しているのが特徴です。

2,000種以上の研修講座や200種以上の資格取得サポートも提供しているため、未経験者でもスキルアップに挑戦しやすいでしょう。
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ビーネックステクノロジーズなら、研修センターでものづくりを基礎から学べる

ビーネックステクノロジーズでは、東京と大阪の研修センターで10日間の「機電研修」を実施しています。基礎知識を身に付けたうえで、実務を始められるので、未経験者でも自信を持って仕事に取り組めるでしょう。

研修主な内容
機電研修・10日間でものづくりの基礎が学べる
・機械加工の基礎、材料力学、機械力学、半導体の製造プロセス、電気基礎、Excelなど
・ドライバーやスパナなど一般工具の適正な使い方、機械図面の読み方、卓上CNC旋盤の組み立てなどの機械基礎
・電気配線方法、結線、電圧測定器による計測など電気基礎
キャリアブラッシュアップ研修           ・キャリアデザインを目的としたWeb研修
・半年後の自分の姿をイメージしながら、新たな目標設定や学習計画を立てる

また、以下を含む2,000種以上の研修講座や200種以上の資格取得サポートをしているのも特徴です。研修を効果的に活用することで、転職後もスキルアップに挑戦できるでしょう。

学習・研修制度講座名
研修講座・とことんやさしい図面の読み方
・設計者のための「製造の基礎知識」
・具体例で学ぶ機械のしくみ
・初級技術者のための「プラスチック材料と成形品設計」
資格取得支援・CAD利用技術者2次元2級
・CAD利用技術者3次元2級
・機械設計技術者2級、3級
・機械・プラント製図技能士2級 (手書き/CAD)

学習・研修制度の詳細はこちら

ビーネックステクノロジーズでCADオペレーターに挑戦しましょう

CADオペレーターは、CADソフトを使って図面の作成や修正・調整をする仕事です。精密性や正確性が求められる仕事であるため、細かい作業が好きな人や集中力の高い人に向いています。

また、図面を作成する際には、平面を立体で考えたり立体を平面で考えたりするので、空間認識能力が高い人も向いているでしょう。未経験者がCADオペレーターを目指す場合、知識やスキルをアピールできるCAD利用技術者試験のような資格を取得するのがおすすめです。

ビーネックステクノロジーズなら、2,000種以上の研修講座と200種以上の資格取得サポートをしているため、スキルアップにも挑戦できます。また、機械や電気・IT領域を中心に全国9,000件以上の求人を掲載しており、大手メーカーを中心に1,090社との取引実績があるのが特徴です。

ビーネックステクノロジーズでは、未経験から「CADオペレーターに挑戦したい」という方の転職を手厚くサポートしていますので、興味がある方は以下からエントリーしてみてくださいね。
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