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- 2024/09/06
未経験でもロボットエンジニアに転職は可能?仕事内容や必要なスキルを紹介
「ロボットエンジニアは未経験でも挑戦できる?」「ロボットエンジニアの仕事内容は?」「どのようなスキルが必要?」「向いている人の特徴は?」そんなお悩みを感じてはいませんか。
ロボットエンジニアとはロボットに関連するエンジニアのことです。組み立て・メンテナンスなどのものづくり業務から、実験・評価、生産技術、設計業務まで仕事内容は多岐にわたります。
ロボットと言っても、自動車部品の組み立てや塗装、溶接に使用される垂直関節型のロボットや、半導体のウエハを搬送するための水平多関節ロボット、手術支援用の医療用ロボット、物流倉庫で活躍する搬送ロボットなどさまざまな分野で需要が拡大しているため、未経験からでも転職は可能です。
この記事では、ロボットエンジニアの仕事内容や求められるスキル・知識、向いている人の特徴について解説します。未経験からロボットエンジニアの転職を考えている人は、ぜひこの記事を参考に、希望する企業にエントリーしてみてください。
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ロボットエンジニアへの転職は未経験でも可能
ロボットエンジニアはさまざまな分野での需要が拡大しており、未経験歓迎の求人も数多くあるため、未経験でも転職することは可能です。組み立てやメンテナンス、実験・評価などの分野で経験を重ね、生産技術や設計・開発エンジニアへとステップアップするのも良いでしょう。
ただし、機械工学や電子工学、情報工学などの基礎知識は必要になるので、実務未経験者は資格を取得して知識をアピールするのがおすすめです。また、ビーネックステクノロジーズのようにものづくりに関する研修制度が充実している企業であれば、専門知識やスキルをイチから習得できるため、完全未経験者でもロボットエンジニアとして活躍できるでしょう。
ロボットエンジニアの市場と将来性
少子高齢化による人手不足などの社会課題により、ミスが少なく長時間稼働できるロボットの需要が急速に高まっています。産業用ロボットをはじめ、医療用ロボットや家庭用ロボットなどでも活躍の場が広がっています。
ただし、幅広い分野でロボットエンジニアの需要が増加していますが、専門性の高さから人材不足が続いているのが現状です。テクノロジーの進化と共にロボットの重要性は高まり続けているため、ロボットエンジニアは将来性の高い職業と言えるでしょう。
ロボットエンジニアの4つの仕事内容
ロボットエンジニアの仕事内容は、以下のとおりです。
1.組み立て・メンテナンス
2.実験・評価
3.生産技術
4.開発・設計
扱う製品や業界によって、詳しい仕事内容は異なります。
主な仕事内容の理解を深めておくことで、未経験でもミスマッチを起こしにくくなるでしょう。
1.組み立て・メンテナンス
組み立て・メンテナンスは、ロボットの性能を最適化し、安全性を維持するための仕事です。特に製造業では、ロボットの不具合による稼働停止が生産ラインの遅延を招く可能性があります。そのため、劣化防止やパフォーマンスの最大化を目指した組み立てとメンテナンスが求められます。
また、市場に出た後も、安定した動作と製品寿命を確保するには、継続的なメンテナンスが重要です。消耗品の交換や摩耗した部品の点検を定期的に実施することで、異常を早期発見する必要があります。
<プロジェクト例>
- 半導体検査装置の組み立て・調整
- 医療用ロボットの立上げ・調整
2.実験・評価
実験・評価は、現場でのテストを通じて、実際の使用環境での動作や性能を確認し、ロボットの安全性と性能を確保する仕事です。ロボットがユーザーやほかの機器と安全に相互作用できるか、慎重に検証しなければなりません。
また、動きやさまざまな環境下での耐久性に問題ないかのチェックと修正もします。市場に出たロボットに不備があると、第三者に悪影響を及ぼす恐れがあることから、安全な製品を世に送り出すためには入念な確認が必要です。
<プロジェクト例>
- 医療用ロボットの動作テスト
- 産業用ロボットコントローラーの電気特性評価
- 溶接ロボットの電気評価
3.生産技術
生産技術は、高品質なロボットを効率良く生産する方法を考える仕事です。作業者の動きや物の流れを分析し、効率的な生産ラインを構築します。また、不良品や機械の停止といった課題を分析して解決策を提案・実施するのも重要な役割です。
<プロジェクト例>
- 産業用ロボットの工程設計
- 塗装用ロボットの量産設計・立ち上げ
- 搬送用ロボットの工程改善
4.開発・設計
開発・設計は、仕様書に基づき、ロボットの形状やサイズ・動作メカニズムを考慮しながら、材料選定や部品設計をする仕事です。CADを使用して精密な設計図を作成し、強度や重量・可動範囲などを綿密に検討します。
また、ハードとソフトの両面から開発を進める必要があるため、ロボット開発は以下の3つの専門分野でチームを構成するのが一般的です。
- センサーの設計開発:温度や光・色・速度・圧力などの情報を収集・検知するセンサーを設計する
- 知能・制御の設計開発:ロボットの動きをコントロールするシステムを構築する
- 駆動の設計開発:実際のロボットの運動機構を設計する
3つのチームが連携することで、高度な機能を持つロボットが誕生します。
<プロジェクト例>
- 搬送用ロボットの機械設計
- 溶接ロボットの機構設計
- 医療用ロボットの制御設計
ロボットエンジニアに求められる4つのスキル・知識
ロボットエンジニアには、以下の4つのスキル・知識が求められます。
1.4大力学に関する知識
2.数学の知識
3.発想力・想像力
4.コミュニケーションスキル
すべての知識を習得していなくても、研修や実践経験を積みながら身に付けられるものもあるので、一つずつスキルを習得していきましょう。
1.4大力学に関する知識
ロボットエンジニアには、製品の構造や強度を検討する際に、4大力学の知識が必要です。4大力学は、熱力学・材料力学・機械力学・流体力学の4つの学問を指します。機械の動作や流体の挙動・熱の発生など、製造過程で生じるさまざまな現象を考慮するために欠かせない知識です。
一般的に、4大力学は大学の機械工学科で学ぶことが多いですが、高校物理の基礎知識があれば独学も可能です。全くの未経験者の場合は、書籍や動画教材を活用し、高校物理の力学や熱力学から学ぶと良いでしょう。
2.数学の知識
ロボット技術は、動作制御やセンサーのデータ解析・人工知能のアルゴリズム構築など、さまざまな場面で数学が使われます。たとえば、ロボットの動きやセンサー情報をモデル化する際には、数学の知識が欠かせません。
また、知能・制御システムの開発では、微分積分や確率統計の知識が求められます。数学の知識を持つことで、現実の問題を効果的に解決し、ロボットの性能を最大限に引き出せるでしょう。
3.発想力・想像力
時代の進化と共に新しい機能を持ったロボットへの需要が高まっているため、ロボットエンジニアには豊かな発想力と想像力が求められます。
また、課題を解決するためには、斬新なアイデアを生み出す発想力も欠かせません。柔軟な思考で最新技術の可能性を想像し、具現化する発想力は、経験を積むことで磨かれていくでしょう。
4.コミュニケーションスキル
ロボットエンジニアは、チームで協力して作業を進めるため、コミュニケーションスキルが重要です。設計や製造・テストなど、各工程を担当するほかのエンジニアや専門家との連携が求められるので、アイデアや技術的な内容を相手に合わせてわかりやすく説明する必要があります。
未経験からロボットエンジニアへの転職を成功させるポイント
未経験からロボットエンジニアへの転職を成功させるポイントは以下のとおりです。
1.ロボットエンジニアに活かせる資格を取得する
2.エンジニアに強い転職サイトを利用する
ポイントを押さえて転職活動を進めることで、未経験でも希望する企業への転職を実現させやすいでしょう。
1.ロボットエンジニアに活かせる資格を取得する
ロボットエンジニアに活かせる以下のような資格を取得することで、知識やスキルを効果的にアピールできます。
資格 | 内容 |
---|---|
情報処理技術者試験 | ・ITに関する知識を証明する国家資格 ・ロボットエンジニアに必要なIT知識を身に付けられる ・実務や転職に活用しやすい |
CAD利用技術者試験 | ・2次元CADと3次元CADにわかれている ・ロボットの設計や構築に必要なCADのスキルを証明できる |
機械設計技術者試験 | ・機械設計に関する知識が求められる ・1級~3級があり、2級以上は実務経験が必要 ・機械力学や熱力学などの知識を身に付けられる |
電気主任技術者試験 | ・電気事業における知識とスキルが求められる ・電気や電子についての基礎から応用までの知識があると証明できる ・電気回路の設計や制御 ・センサー技術などに活かせる |
※参照:独立行政法人 情報処理推進機構 基本情報技術者試験
※参照:CAD利用技術者試験
※参照:一般社団法人 日本機械設計工業会 機械設計技術者試験
※参照:一般社団法人 電気技術者試験センター
資格取得を目指すことによって、知識を体系的に習得できるため、転職の際の強みにしやすいでしょう。
2.エンジニアに強い転職サイトを利用する
ロボットエンジニアのような専門的な職種を探す場合は、エンジニアに強い転職サイトの利用がおすすめです。
ビーネックステクノロジーズが運営する「NEXT ENGINEER」なら、機械や電気・IT領域の求人を全国で7,000件以上掲載しています。エリアや条件だけでなく、生産技術などの職種で絞り込めるのも特徴です。
約2,000種の研修講座と200種以上の資格取得サポートも用意されているので、未経験でもスキルアップに挑戦しやすいでしょう。
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ビーネックステクノロジーズなら、自社の研修センターでものづくりの基礎から学べる
ビーネックステクノロジーズでは、東京と大阪にある研修センターでものづくりの基礎を学べる約10日間の基礎研修を実施しています。基礎を身に付けたうえで、勤務を始められるため、未経験者でも安心してエンジニアとしてのキャリアをスタートできるのが特徴です。
そのほかにも、半年に1度目標を決め振り返ることで自身の成長につなげるキャリアブラッシュアップ研修やエンジニア同士のオンライン勉強会もあり、エンジニア未経験でも学べる環境が豊富なので安心です。
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ロボットエンジニアに向いている人の4つの特徴
以下のような特徴の人は、ロボットエンジニアに向いています。
1.ものづくりが好きな人
2.論理的思考力が高い人
3.学習意欲の高い人
4.コミュニケーション能力の高い人
当てはまる特徴があれば、未経験でもロボットエンジニアとしての活躍が期待できるでしょう。
1.ものづくりが好きな人
ロボットエンジニアは、さまざまな技術を駆使してアイデアを形にする仕事であるため、ものづくりが好きな人に向いています。
ものづくりが好きな人であれば、開発過程で課題や困難に直面しても、諦めることなく前向きな姿勢で取り組めるでしょう。自分のアイデアが現実のロボットとして動き出す瞬間は、ものづくり好きな人にとって大きなやりがいを感じられます。
2.論理的思考力が高い人
ロボットエンジニアは、複雑な問題を体系的に分析し、効率的に解決する必要があるため、論理的思考力の高さが求められます。
たとえば、ロボットの動きをコントロールするプログラムを作成する際には、多くの条件や仕様を考慮しなければなりません。そのため、適切な条件分岐の設定をするには、高い論理的思考力が必要になります。
そのほかにも、設計や開発・テストなど、ロボットエンジニアのさまざまな業務で欠かせないスキルです。
3.学習意欲の高い人
ロボット工学は日々進化しているため、ロボットエンジニアには常に新しい技術やノウハウを吸収し続けなければなりません。学習意欲が低いと、時代の変化に取り残され、競争力を失う可能性もあるでしょう。
主流となっている技術が明日には時代遅れになることもあるので、最新の情報をキャッチアップし、スキルアップに努めるのが重要です。
4.コミュニケーション能力の高い人
ロボットエンジニアは、チームメンバーやクライアントなどさまざまな人と協力しながら仕事を進める必要があるため、コミュニケーション能力が欠かせません。相手の意図を正確に理解し、自分の考えを明確に伝える力があれば、プロジェクトの成功率も格段に上がるでしょう。
また、ロボット工学の分野では、学会や展示会での発表の機会も多くあります。コミュニケーション能力の高い人であれば、聴衆を引き込む魅力的なプレゼンテーションができるため、成果を効果的にアピールできます。
ビーネックステクノロジーズでロボットエンジニアを目指しましょう
ロボットエンジニアは、新技術の発展や少子高齢化により、需要が高まっている仕事です。機械工学や電子工学などの基礎知識やスキルを持っている人であれば、未経験でも転職を成功させやすいでしょう。
また、最先端技術を扱うロボットエンジニアは新しい技術を学び続ける必要があるため、ものづくりが好きな人や学習意欲の高い人だと活躍しやすい傾向にあります。
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