• 転職ガイド
  • 2024/06/19

未経験で生産技術に転職は難しい?仕事内容や向いている人、転職者の声を紹介

生産技術の仕事には興味があるけど、「未経験で転職できるか不安」「どんな人が向いているか知りたい」と感じてはいませんか?

生産技術エンジニアは、製品を効率良く大量に生産する体制を整える重要な仕事です。工場のデジタル化による効率化の推進や、他部門を巻き込んでの設備導入など、難易度の高い業務もありますが、その分やりがいも感じられるでしょう。

この記事では、生産技術エンジニアの仕事内容や実際に転職した人の声、転職を成功させるポイントについて解説します。未経験での転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

未経験でも生産技術エンジニアに転職できる?

生産技術エンジニアの仕事は業務内容によっては、未経験からでも転職できます。まずは、サポート業務を先輩社員のもとで教わり、徐々にスキルアップを目指しましょう。

「現職でものづくりに関わっている」「小さいころからものづくりが好き」という方は、未経験でも十分転職できる可能性があります。

ビーネックステクノロジーズでは、未経験から「エンジニアに挑戦したい」という方の転職を手厚くサポートしていますので、興味がある方は以下からエントリーしてみてくださいね。

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生産技術の現状と将来性

生産技術を始めとして製造に携わるエンジニアは、日本経済を支える中心的な役割を担っており、安心・安全な製品の生産になくてはならない存在です。

近年は業務の効率化や人材不足解消を目指し、工場にAIやIoTなどの先端技術を導入して自動化に取り組む企業も増えています。自動化できる単調な作業や分析はAIや機械に任せ、人がすべき業務は人がするという業務の分担が増えていくでしょう。

今後は生産技術の経験を活かし、AIやIoTなどを取り入れて生産工程の自動化・効率化を進められるエンジニアが重宝されます。最新技術の知識やスキルを積極的に身に付け、AIに代替されるのではなく、利用する側を目指しましょう。

生産技術エンジニアの主な仕事内容

生産技術エンジニアの主な仕事内容について紹介します。

  • 生産体制の設計と構築
  • 生産体制の課題解決
  • 設備の導入・設置

具体的に働くイメージをもちながら、仕事内容を確認していきましょう。

生産体制の設計と構築

生産技術エンジニアの1番重要な仕事とも言えるのが、生産体制の設計と構築です。

製品の量産ができる生産体制を検討し、生産における組み立て・加工・搬送・検査などの工程をどこに配置するかを決定します。

また、生産性を効率化するために必要であれば、設備や働き方の見直しや、業務手順の改善なども積極的に行います。最適な体制を構築できることで、将来的なコストや利益にも大きな差が生まれるため、1番重要な仕事内容と言えるでしょう。

生産体制の課題解決

製品の量産体制を構築した後も、課題に応じて生産ラインの見直しが必要です。

生産ラインの状況を常に把握して、問題が発生したらすぐに対応策を実施することが求められます。時には人員の異動や季節的な変動要因による課題解決も降ってくるでしょう。

生産体制の改善のためにできる手段を提案し、現場に浸透させていく司令塔のような役割を担っています。

設備の導入・設置

生産性の改善が見込めるのであれば、新しい設備の導入・設置をすることもあります。ただし、導入検討時には現状と比べ、導入することでの費用対効果を明確に提示しなければなりません。

設備の導入コストがどのくらいの期間で回収できるか、導入することでの副次的な効果がどれだけあるか、など経営陣を納得させるプレゼン力も必要です。

また、現場とのすり合わせもしっかりと行い、導入時に認識ズレによる効率悪化など起きないように十分注意しましょう。

生産技術エンジニアに向いている人の特徴

生産技術エンジニアに向いている人の特徴について、以下の3つを紹介します。

1.新しい技術に対して学習意欲の高い人
2.課題に対して仮説検証できる人
3.マネジメントスキルが高い人

上記の特徴に当てはまっていれば、未経験でも適性はあると考えて良いでしょう。

1.新しい技術に対して学習意欲の高い人

ものづくり業界においても、新しい技術を学び常に自分の知識をアップデートできる学習意欲の高い人が向いています。

具体的に以下のような方法で情報収集すると良いでしょう。

  • 業界ニュースや専門の情報サイトを確認する
  • 技術者ブログを確認する
  • 研究論文を確認する
  • 同業者の勉強会に参加する

新しい技術を取り入れることで仕事の効率化にも繋がり、エンジニアとしてのキャリアアップも期待できます。

2.課題に対して仮説検証できる人

生産技術エンジニアは製品をいかに効率的に量産するかが重要な役割です。日々の業務から課題に対して、仮説検証を繰り返す力が身に付いている人に向いています。

問題が無いかデータ分析を行ったり、必要に応じて現場の従業員にヒアリングを実施したりして、改善事項をピックアップしていきます。

ただし、やみくもにデータを見たり、ヒアリングしたりすることに意味はありません。課題に当たりを付けて、仮説検証していく力を身に付けましょう。

3.マネジメントスキルが高い人

生産技術エンジニアは、生産環境を整えるだけではなく、設計と現場など各部門のやり取りをサポートする業務も多くあります。

また自分やチームの業務進捗だけでなく、生産計画やコストなどの管理業務も多岐に渡ります。細かい管理業務や他部門との折衝業務などが苦にならない人におすすめです。

未経験から生産技術エンジニアに就職・転職した人の声

実際に未経験者から「生産技術エンジニア」への就職・転職を成功させた人のインタビューを紹介します。

1.「先端技術」を仕事にする毎日。これからの自分が、とても楽しみです。
2.私が「半導体」に夢中になる理由。

未経験で始めることに不安を感じている方は、ぜひ確認してみてくださいね。

1.「先端技術」を仕事にする毎日。これからの自分が、とても楽しみです。

大竹さんは大学で生物工学を専攻していましたが、将来の選択肢を広げたいと考え、ビーネックステクノロジーズに入社しました。多様な分野に挑戦できる環境が魅力だったそうです。

現在は半導体製造装置メーカーで検査装置の開発を担当しています。半導体業界は進歩が早く、エンジニアとして学び続けることが求められますが、それが仕事の面白さに繋がっているそうです。

今後は検査装置の性能向上を目指し、さらに技術を磨きたいと考えています。さまざまな分野に挑戦しキャリアを積んでいきたいとのことでした。

詳しいインタビュー内容は、以下の記事からご覧ください。
「先端技術」を仕事にする毎日。これからの自分が、とても楽しみです。

2.私が「半導体」に夢中になる理由。

佐野さんは大学で電気電子工学を専攻し、ビーネックステクノロジーズに新卒入社しました。半導体メーカーでプロセスエンジニアとして勤務し、半導体の生産工程を設計する業務をしています。

現在は、お客様の設計データをもとに半導体を製造し、処理条件の設定や手順を考えています。完成した半導体の評価や解析を繰り返し、品質を高め、量産化できる段階にするのが役割です。

新たな生産プロセスを開発するには時間がかかりますが、良い結果が得られた時の喜びもひとしお。今後はさらにノウハウを身に付け、半導体分野での知識を深めていきたいです。

詳しいインタビュー内容は、以下の記事からご覧ください。
私が「半導体」に夢中になる理由。

未経験で生産技術エンジニアに転職するためのポイント3選

未経験から生産技術エンジニアへの転職を成功させるために、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

1.未経験者歓迎の求人に応募する
2.知識・スキル・資格で自己アピールする
3.生産技術エンジニアに強い転職サイトを利用する

未経験でも転職できる可能性はあるため、一つひとつ確認して実践しましょう。

1.未経験者歓迎の求人に応募する

生産技術未経験者は、まずは未経験可の求人を探して応募しましょう。

生産技術エンジニアのすべての仕事が必ずしも専門性の高い知識が必要なわけではありません。まずは、経験豊富なエンジニアの補助役として業務に関わり、徐々にスキルアップを目指すのも1つの方法です。

また、初めから生産技術エンジニアを目指すのではなく、品質管理や設備保全など製品や装置などに関わることのできる職種で経験を積み、キャリアアップとして転職するのも良いでしょう。

2.知識・スキル・資格で自己アピールする

同じ未経験者の応募があった場合、企業側で判断するポイントに「知識・スキル・資格」は必ず入っています。コミュニケーションスキルや問題解決力などは、生産技術エンジニアにも必須なのでアピールできるようにしましょう。

また職種によっても異なりますが、転職に有利な資格を紹介します。勉強するだけでも生産技術エンジニアの業務に役立つのでおすすめです。

  • 生産技術者マネジメント資格
  • CAD利用技術者試験
  • 機械保全技能士
  • 品質管理検定(QC検定)

3.生産技術エンジニアに強い転職サイトを利用する

生産技術エンジニアに強い転職サイトを利用することで、効率良く求人を探せるでしょう。ビーネックステクノロジーズなら、大手メーカーを中心に約1,080社以上との取引があり、全国で7,000件以上の求人を掲載しています。

また転職が初めてで心配という人には、当社の「コーディネーター」が企業とのマッチングをマンツーマンでサポートいたします。面接時にお伺いした希望や適性に応じてあなたに最適なプロジェクトをご提案するのでご安心ください。

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ビーネックステクノロジーズなら研修センターでものづくりの基礎から学べる

ビーネックステクノロジーズでは、東京と大阪の研修センターで10日間の「基礎研修」を開催しており、生産技術を含むものづくりの基礎が学べます。

研修で基礎知識を身に付けてから勤務先に配属されるので、未経験者でも安心して業務に取り組めるでしょう。

その他にも、キャリアデザインを目的としたWeb研修や約2,000種の研修講座を受けられるので、自分自身のキャリアアップを考えられる環境も魅力の1つです。

生産技術エンジニアに求められる能力

生産技術エンジニアに求められる能力として、以下の3つを紹介します。

1.コミュニケーションスキル
2.問題解決力
3.CAD・表計算スキル

他の職種でも必要とされる一般的な能力もありますが、しっかりポイントを押さえておきましょう。

1.コミュニケーションスキル

生産技術エンジニアは、設計側と現場のパイプ役になることが多くあります。想定と実際の作業工程では認識のズレが発生する可能性があるため、認識齟齬を無くし円滑に業務を進めなければなりません。

また企業によっては、社外の人と材料の仕入れや設備導入などの調整・交渉をする必要もあります。

それぞれの立場で物事を考え、間を取り持てるコミュニケーションスキルが重要です。

2.問題解決力

生産技術エンジニアは、生産体制の効率化における問題解決力が求められます。常日頃から現場の業務フローのヒアリングなどを行い、課題を見つける力も身に付けられると良いでしょう。

また生産体制や稼働率は、市場や会社の経営状況、取引先の動向によって大きな影響を受けるため、想定していない課題に対しても、柔軟に対応する必要があります。

問題解決力を養うには、日々の勉強が欠かせません。専門誌やニュースから業界の最新情報を集めたり、日々の業務でPDCAサイクルを実践したりして、知見や経験を積んでおきましょう。

3.CAD・表計算スキル

生産技術エンジニアは、設計業務のアイデア出しでCADソフトを使ったり、生産性効率化の分析業務に表計算ソフトを利用したりします。

CADソフトは種類が多いだけでなく技術のアップデートも進んでいるため、最新の情報をキャッチアップし、勉強を続ける必要があります。CADに関する資格取得に挑戦するのもおすすめです。

また表計算スキルに関して、「複数のデータから課題を見つけること」「解決によるコストや利益へのインパクト算出すること」などの分析業務には必須スキルです。最低限のスキルは身に付けておきましょう。

ビーネックステクノロジーズで生産技術エンジニアのキャリアをスタートさせよう!

生産技術エンジニアは、製品を効率良く大量に生産する体制を整える重要な仕事です。他部門や社外との業務も多く大変ですが、やりがいや達成感はその分大きいでしょう。

仕事の理解や転職のポイントを押さえることで、未経験でも転職できる可能性は十分あるので、生産技術に興味がある方はぜひ挑戦してみてくださいね。

またビーネックステクノロジーズでは、未経験でも安心して仕事を始められるように、研修センターで約10日間のものづくりの「基礎研修」を開催しています。

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