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設備保全におすすめの4つの資格!資格取得のメリットや求められるスキルについても解説

「設備保全におすすめの資格はある?」「資格を取得するメリットは?」「求められるスキルは?」そんなお悩みを感じてはいませんか。

設備保全に特別な資格は不要ですが、資格を取得することで、知識やスキルを客観的に証明できます。しかし、どのような資格を取得したら良いかわからない人もいるでしょう。

この記事では、設備保全に有利になる資格や資格取得のメリットなどを解説します。設備保全の仕事に興味がある人は、この記事を参考にしてみてください。

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設備保全とは

設備保全とは、工場の生産設備を安全に維持するために、計画的な点検や修理を行う仕事です

加工機やプレス機、搬送用コンベアなどの生産設備は、使用による劣化や摩耗が避けられません。そのため、定期的なメンテナンスを実施し、突発的な故障や想定外の修理費用を防ぐことが重要です。

また、設備の安定稼働は、納期遅延や不良品の発生を防ぐだけでなく、作業員の安全確保にもつながります。計画的な保全活動に取り組むことで、工場全体の生産効率と安全性を高めることができます。

設備保全に関する詳しい仕事内容は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:設備保全の仕事内容とは?活かせるスキルや資格、年収、転職のポイントを紹介

設備保全におすすめの4つの資格

設備保全におすすめの資格は、以下の4つです。

  1. 機械保全技能士
  2. 電気工事士
  3. 電気主任技術者
  4. 自主保全士

設備保全の仕事に必須の資格はありません。ただし、資格を取得することで専門知識や技術力を証明でき、転職の際にも強みになるでしょう。

1.機械保全技能士

機械保全技能士は、公益社団法人日本プラントメンテナンス協会が実施している、設備保全の知識と技能を証明できる国家資格です。故障予防や設備改善の知識を活用し、生産効率向上に活かせるでしょう。

区分受験資格学科試験実技試験
特級1級保有+5年以上の実務経験・五肢択一50問・計画立案等作業試験
1級7年以上の実務経験・真偽法25問
・四肢択一25問
・選択作業別試験(※)
2級2年以上の実務経験・真偽法25問
・四肢択一25問
・選択作業別試験(※)
3級実務経験不要・真偽法30問・選択作業別試験(※)
※機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業(3級を除く)のいずれか
※参照:公益社団法人日本プラントメンテナンス協会「 試験要項 | 国家検定 機械保全技能検定

設備保全のスペシャリストとして認められる資格であるため、キャリアの幅を広げやすいです。

2.電気工事士

電気工事士は、電気設備の工事や取扱に必要な国家資格です。工場やビルの受電設備から屋内配線まで、幅広い電気設備を対象としています。点検や修理を安全かつ適切に行い、不具合対応にもスムーズに対応できる知識が身に付くでしょう。

区分作業可能範囲資格取得条件試験内容(※)
第一種・第二種の範囲
・最大電力500kW未満の工場・ビル
試験合格後3年以上の実務経験CBT方式または筆記方式(四肢択一)50問
実技試験1問
第二種・600v以下の一般住宅
・小規模店舗
・家庭用太陽光発電設備
試験合格のみCBT方式または筆記方式(四肢択一)50問
実技試験1問
※技能試験は学科試験合格者のみ受験可能
※参照:一般財団法人電気技術者試験センター「電気工事士の資格概要

特に、第一種電気工事士の資格を取得することで、工場の電気設備全般を扱えるため、設備保全のキャリアアップも期待できます。

3.電気主任技術者

電気主任技術者は、電気事業法で定められた電気設備の保安監督者としての国家資格で、一定規模以上の電気設備を扱う施設では選任が義務付けられています。事業用電気工作物の保安管理において最高位の資格であるため、高度な専門知識が求められます。

区分取扱可能範囲試験内容
第一種すべての事業用電気工作物・一次試験(マークシート):理論、電力、機械、法規
・二次試験(記述式):電力・管理、機械・制御
第二種電圧17万v未満の事業用電気工作物・一次試験(マークシート):理論、電力、機械、法規
・二次試験(記述式):電力・管理、機械・制御
第三種電圧5万v未満の事業用電気工作物
(出力5千kW以上の発電所を除く)
・マークシートまたはCBT:理論、電力、機械、法規
※参照:一般財団法人電気技術者試験センター「電気主任技術者の試験概要

電気設備の保安管理のスペシャリストとして認められる資格であるため、設備保全の現場でリーダーシップを発揮しやすいでしょう。より責任あるポジションで活躍したいという方にもおすすめです。

4.自主保全士

自主保全士は、公益社団法人日本プラントメンテナンス協会が認定する民間資格です。製造現場の保全業務に特化した実践的な知識が求められます。

区分受験資格検定試験通信教育
1級4年以上学科:正誤判定100問
実技:多肢選択10課題
レポート5回+認定試験
2級不要学科:正誤判定100問
実技:多肢選択10課題
レポート5回+認定試験
※参照:自主保全士認定制度「自主保全士とは

国家資格である機械保全技能士と比べると認知度は高くありませんが、現場の保全業務に直結した知識を体系的に学べます。そのため、製造業のエンジニアにとって、保全スキルの向上や知識の再確認に効果的な資格といえるでしょう。

設備保全が資格を取得する4つのメリット

設備保全が資格を取得するメリットは、以下の4つです。

  1. 知識やスキルを基礎から身に付けられる
  2. 設備保全としてのスキルを証明できる
  3. キャリアアップが期待できる
  4. 資格手当・取得祝い金がもらえる場合がある

メリットを知ることで、積極的に資格取得に挑戦できるでしょう。

1.知識やスキルを基礎から身に付けられる

設備保全に関連する資格を取得することで、体系的な知識とスキルを身に付けられます。基礎的なスキルや知識が強化されるので、作業ミスが低減し、保全業務の質が向上するでしょう。

また、体系的な知識を習得することで、作業の必要性を理解できるため、作業効率化にもつながります。

2.設備保全としてのスキルを証明できる

設備保全の資格を取得することで、スキルや専門性を客観的に証明できます。特に機械保全技能士の資格は、国家資格として高い信頼性を持つので、履歴書への記載も可能です。

また、実務経験がない場合でも、資格を通じて保全に関する知識を証明できるため、キャリアチェンジの際の強みになるでしょう。

3.キャリアアップが期待できる

多くの企業で資格保有者は人事考課で高い評価を受けるので、将来的な昇進・昇格が期待できます。実務経験を積みながら段階的に上位資格を取得すれば、管理職を目指すことも可能です。

設備保全のスペシャリストとしての地位を確立し、キャリアアップを目指したい人は、積極的に資格取得に挑戦しましょう。

4.資格手当・取得祝い金がもらえる場合がある

機械保全技能士のような国家資格は、多くの企業で資格手当の対象となっています。ビーネックステクノロジーズでも200種以上の資格を対象に、資格取得時のお祝い金制度があります。

設備保全に関する対象資格の一例は以下の通りです。

  • 機械保全技能士特級
  • 機械保全技能士1級
  • 機械保全技能士2級
  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士
  • 第一種電気主任技術者
  • 第二種電気主任技術者
  • 第三種電気主任技術者

ただし、資格手当の制度は企業によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

設備保全に求められるスキル・知識

設備保全に求められるスキル・知識は以下の4つです。

  1. QCDへの意識
  2. 機械に関する基礎知識
  3. 臨機応変に対応する力
  4. リスクマネジメントスキル

資格を取得するだけでなく、求められるスキルを磨くことで転職後も活躍しやすいでしょう。

1.QCDへの意識

QCDとは、品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)の、製造業の根幹を成す3要素です。

設備の異常や停止は、品質低下や不良品の発生を引き起こすので、追加コストの発生や納期遅延など、QCDすべてに悪影響を及ぼします。一方で、高品質の追求がコストや納期と相反することもあるため、適切なバランスを取らなければなりません。

そのため、設備保全エンジニアは、設備の状態が企業の生産活動全体に与える影響を理解し、QCDを意識して取り組むのが重要です。

2.機械に関する基礎知識

設備保全には、機械の性能と構造や動作の仕組み、油圧・エア・電気に関する基礎知識が求められます。工具や測定器の適切な選定・使用から、機械の保守・診断・修理まで、さまざまな場面で活用される知識です。

機械に関する知識がないと、異常の検知や予兆の把握、不具合の原因究明ができないので、実務経験を通してしっかりと身に付けておきましょう。

3.臨機応変に対応する力

設備保全の現場は、予期せぬトラブルが日常的に発生するため、臨機応変に対応する力が欠かせません。予防保全を徹底しても、すべての問題を事前に予測することは難しいので、状況に応じて柔軟に対応するのが重要です。

また、設備保全はチームで活動するのが一般的であることから、問題解決にはコミュニケーション能力も求められます。

4.リスクマネジメントスキル

設備保全は、加工機への巻き込まれやプレス機への挟まれ・電源系での感電など、労働災害のリスクもあります。そのため、設備特有のリスクを十分に理解し、事前に危険を想定した適切な防止策を講じることも重要です。

職場のルール遵守だけでなく、他職場での災害事例からもリスクと対策を学びましょう。安全な作業環境を維持するためにも、リスクマネジメントスキルは欠かせません。

設備保全に向いている人の特徴

生産ラインの安全性と品質維持をする設備保全は、以下のような特徴をもっている人が向いています。

  • 責任感がある人
  • 注意力・観察力がある人
  • 課題解決力がある人

責任感をもって設備を守れる人、ちょっとした異変にも気づける人、トラブルが起きても冷静に対処できる人が向いています。「自分が現場を支えている」という実感をもちながら、安心して働ける環境をつくる大きな役割を担えるでしょう。

設備保全への転職はエンジニアに強い転職サイトの利用がおすすめ

設備保全への転職を考えるなら、エンジニア専門の転職サイトを活用するのがおすすめです。一般的な転職サイトだと、設備保全のような専門的な職種は掲載が少ない傾向にあります。

ビーネックステクノロジーズが運営する「NEXT ENGINEER」なら、全国9,000件以上の機械や電気・IT領域の求人を扱っており、設備保全という具体的な職種での絞り込みが可能です。機電研修やセミコン研修、キャリアブラッシュアップ研修など、スキルアップのための研修体制もあるので、スキルアップにも挑戦しやすいでしょう。

学習・研修制度一例
研修講座(通信教育講座、eラーニング) ・現場改善活動の必須アイテム「QC7つ道具」活用コース
・ 現場で役立つQC検定受験準備コース(過去問付き)
・ 事例で学ぶExcelを使った統計的手法
資格取得支援制度
※合格お祝い金最大7万円支給
・品質管理検定1級、準1級
・危険物取扱者 甲種
・統計検定データサイエンスエキスパート

学習・研修制度の詳細はこちら

ビーネックステクノロジーズには、16年間自動車用安全部品メーカーのメンテナンスエンジニアとして設備保全に携わっている方もいます。インタビュー内容を参考に、設備保全のキャリアプランを考えてみるのも良いでしょう。

詳しいインタビュー内容は以下の記事からご覧ください。
目指すは、設備保全のスペシャリスト。

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設備保全のスキルを活かした転職におすすめの職種

設備保全のスキルを活かした転職先は、以下のとおりです。

  • 生産技術エンジニア
  • サービスエンジニア
  • 工事管理

設備保全のスキルを活かせる転職先であれば、取得した資格も活用しやすいでしょう。

生産技術エンジニア

生産技術エンジニアは、製品の生産工程を改善し、効率化を進める仕事です。設備保全で培った製造現場の知識は、問題点の把握や実践的な解決策の提案に活かせるでしょう。

生産技術エンジニアの年収例は以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
12年543万円月給35万円
+残業手当
+賞与年2回
20年691万円月給45万円
+残業手当
+賞与年2回
26年782万円月給51万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

以下の記事では、生産技術エンジニアの仕事内容や年収例、向いている人などについて紹介しています。
関連記事:生産技術エンジニアの仕事内容|年収例や資格・将来性についても解説

サービスエンジニア

サービスエンジニアは、企業が販売またはリースしている製品の保守・メンテナンスを担当する仕事です。設備保全で培った機械の取扱や保守の知識は、さまざまな機械の構造理解や不具合対応に活かせるでしょう。

サービスエンジニアの年収例は、以下のとおりです。

経験年数年収例内訳
13年469万円月給30万円
+残業手当
+賞与年2回
15年501万円月給32万円
+残業手当
+賞与年2回
26年720万円月給47万円
+残業手当
+賞与年2回
※ビーネックステクノロジーズの年収例です。
※上記は、残業15時間分を含みます。年収例は一例であり経験やスキルにより異なります。

工事管理

工事管理は、工程・品質・原価・安全の4つの側面から、プロジェクトの円滑な遂行を担う仕事です。

設備保全で培った経験は、品質管理と安全管理の面で大きな強みとなるでしょう。また、スケジュール管理やリスク管理においても、設備保全で経験した予防保全の考え方が活用できます。

ビーネックステクノロジーズで設備保全のキャリアを始めよう

設備保全では、機械保全技能士や電気主任技術者の資格を取得することで、専門性を高めることだけでなく、知識やスキルを客観的にアピールできます。

また、資格取得することで転職後のキャリアアップや、資格手当による収入アップも期待できるのがメリットです。

ビーネックステクノロジーズなら、機械や電気、IT領域を中心に全国9,000件以上の求人を掲載しており、大手メーカーを中心に1,090社との取引実績があります。また、2,000種以上の研修講座と200種以上の資格取得サポートをしているため、継続的なスキルアップも可能です。

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