知らないことが尽きない半導体の世界。
知見を広げる楽しさを、日々感じています。

【半導体】プロセス開発
2016年入社　佐野竜之介

｜半導体プロセス開発にトータルで携わっています。

半導体メーカーに入社して7年目。半導体の生産プロセス設計に携わっています。お客様からいただいた設計データをもとに、処理時間や温度、圧力といった条件設定や処理手順を検討することから、完成した半導体の評価・分析・解析にいたるまで、半導体プロセス開発にトータルで関わっています。

新たなプロセス条件の開発は非常に難易度が高く、結果が分かるまでに３カ月を要することも。理想の結果が得られない場合は、使用した材料の厚みや処理時間、圧力などさまざまな条件を再調整し、何度も検討を重ねます。

また、半導体の製造はマイクロメートルやナノメートル※といった極小の世界なので、僅かな数値の差が製品の良し悪しを左右するシビアな仕事。そのため、自分達で導きだした条件で理想の結果が得られた時は感無量ですね。
※「1マイクロメートル」は、1ミリメートルの1/1000。「1ナノメートル」は、1ミクロンのさらに1/1000。

｜先輩たちから学んだ、幅広い知見を持つことの大切さ。

ビーネックステクノロジーズに新卒入社し、現在の就業先に配属された当初は、半導体の知識は大学で学んだ基礎レベルしか持ち合わせていませんでした。
それから「周囲のエンジニアに追いつきたい」という一心で勉強し、ようやく1つのデバイスを理解できるようになった感覚があります。

日々、さまざまな業務を経験してきた上長や先輩を見ていて感じるのが、半導体全般について広い知見を持っていれば、「ここはこういった条件にしてみてはいかがでしょうか」といったお客様へのフィードバックを、自分自身の言葉で伝えることができるんだ、ということ。豊富な知識は働く上での自信にもつながってくるはずなので、積極的に勉強の時間をつくるように心がけています。それに、「自分が知らないことがまだこれだけある」というのは、ちょっとワクワクしてきますよね。

今後も半導体のプロセスエンジニアとしてもっと見識を深め、スキルを磨くことに時間を費やしていきたいです。