自動車用モータの設計というやりがいと責任感。
知れば知るほど「もっと学びたい」と思える奥深い仕事です。
【自動車】モータ開発
2020年入社 鈴木竣也
|モータ開発に欠かせない、配線仕様の設計を担当しています。
私は現在、大手自動車メーカーでハイブリッド車用モータを車両に搭載する際に必要な、配線仕様の設計を担当しています。
車両にモータを搭載するためには、「ワイヤーハーネス」というクルマにとっての神経や血管のようなものと、それをつなぎ合わせる「コネクタ」が必要です。これらをどのような仕様にすべきかを考え、専用ソフトを使って電流値や抵抗値などを入力し、配線に関わる詳細な仕様書を作ることが私の仕事。この仕様書がなければ、設計者は組図を描き、開発を進めることができません。
3年目からは、配線仕様書をほぼ独力で作成できるようになったことから、メーカー担当者との折衝を行う現場責任者を任され、責任感とともに大きなやりがいを感じています。
|経験を重ねるごとに増していく、「より良いものを作りたい」という思い。
この仕事の醍醐味は、「ハイブリッド車の性能をいかに良くしていけるか」を真剣に考え「もっとできることがあるはずだ」「より良くするにはどうしたらいいのか」と知恵を絞り、深く考えながら取り組めることにあると実感しています。実はその思いは、エンジニアとしての経験年数を重ねるごとに増し続けているんです。
配属1年目は、自動車やモータの技術的な知識はまったくなく、自動車やモータの構造の知識、技術仕様書の作成方法などを先輩から教わりました。最初はわからないことばかりですが、設計に必要な3DのCADツールを覚え実践レベルまで使えるようになると、業務の幅が広がり「エンジニアって楽しいな」という気持ちがより大きくなりました。
2年目からは、本格的に配線仕様設計を担当するようになり、専門的な内容を深く知っていくことの楽しさも出てきました。そして3年目となった現在、「もっと学びたい」という気持ちが一層強くなっています。今関心があるのは、クルマのモータがどのように小型化や高性能化を果たしたのかという、技術の歴史。掘り下げるほどに学ぶことが見つかる、本当に奥深い世界なんです。
また、職場に「こんなエンジニアになりたい」と思える先輩たちがいることも、自分にとっての大きなモチベーションになっています。日々、経験値や知識量の違いを肌で感じるからこそ、いろいろなことを教わって吸収し、追いつけるよう、これからも学び続けていきたいです。
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